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ありがとうございますと藤原直哉さんの話
2002年 8月24日B
質疑応答集
初めて神様を感じたのは?
藤原さん:
では最初に私の方からありがとうございます先生に幾つか質問をさせて頂く形で始めたいと思います。今日は本当にこういう機会を与えて下さいまして、ありがとうございます。本当に神様を背にして話をするのは初めてでございまして、大変緊張しております。初めてありがとうございます先生が神様の実在を実感された時のことを聞かせて頂ければ有り難いんですけれども、幾つぐらいの時にどういう形で神様の実在を実感されたのでしょうか?
ありがとうございます:
神さまが色んな姿で現れています。どの段階でどういう感じ方をするかは、どんどん変化するんです。最初は守護霊さんとか守護神さんという感覚で感じるんです。護られている感覚を強く感じたんです。それが段々とこの世の全てが神さまの愛の現れという感じで神さまの愛の塊のような感じで受けるようになったんです。それと段々と奥の姿が無限に無限に輝いた姿で一瞬一瞬新たに降り注がれているような感覚です。もう本当に光の滝に打たれるような感じになって来たんです。小さい時から「ありがとうございます」を唱えているうちに、その変化がどんどんどんどん進んで行ったんです。1番大きい変化は二十歳の時です。二十歳の時に自分の意識が宇宙大に広がったような感覚を受けて、その時に光の中に飛び込んだような感じです。光の中心に置かれたような感覚を与えてもらったんです。その時からもう小さい自分の命も全部神さまへ捧げ尽くそうというような感覚にさせてもらえて、お祈り一筋・感謝一筋にさせてもらったんです。だからその変化が目まぐるしいのです。
藤原さん:
先生のお祈りは具体的にどういう礼拝をいつもして居られるのでしょうか?
ありがとうございます:
祈り言葉は「ありがとうございます」が基本です。その後に天照大御神様という言葉を使ったり、また無限の無限の何々という言葉を繰り返すんです。そのうちに段々と言葉通りの感覚が出て来るんです。感じ取れる感覚です。神さまの働きがスっと実感できるというような感覚で受けるというお祈りなんです。だから祈り言葉を唱えるだけじゃなしに祈り言葉で受けるという感覚で神さまを感じ取るのがお祈りだと私は思うんです。
藤原さん:
今先生の1番の生きがいはどういうところですか?
ありがとうございます:
お祈りだけですね。後、何にも要らないです。お祈りだけで無限の無限の幸せ与え続けてもらってるという感謝と喜びだけなんです。
藤原さん:
この場所を選ばれた理由は?
ありがとうございます:
私は何にも選んでないんです。もう自然に用意されて与えられている感じなんです。私はもう願いは一切ないんです。どんな所でも良いんです。山の洞穴でも良いんです。お祈りさえ出来れば何所でも良いんです。地獄のどん底でも構わんのです。ちょっと与えられ過ぎです。
藤原さん:
朝の瞑想の時の拍手は独特な拍手だったと思います。(そうね。)これはどういうご縁で拍手を始めたのですか?
ありがとうございます:
これ五井先生の拍手です。私も二十歳ぐらいから五井先生のことをよく知ってて、その響きが独特ですけれども、自然な響きがあります。自然な響きの中に神さまの大きい清めの光も含まれてますので、お祈りのバックミュージックとして最高だなぁ〜という感じなんです。それで毎日バックミュージック的に使わせてもらってるんです。
藤原さん:
あれは笛の音のように聞こえますが、口笛ですか?
ありがとうございます:
あれは口笛ですね。素晴らしいですね。
言葉と声は大切
質問者:
言霊と喉ぼとけの関係を知りませんか?
藤原さん:
私の方から申し上げさせて頂きますと、やっぱり特にリーダーの方は声には気を付けられた方が良いと思います。言葉と声は、やっぱり言葉が人を動かしますから従業員にもお客さんにも分かり易く心に響くような声を出されるように心掛けて居られると段々そうなるんじゃないかなと思います。1番いけないのは、こうしなさいよと紙に書いて、紙をスっと渡して、はいこれあんたの仕事と言うのは1番駄目なんです。言葉を発しないと計画書をもらったって、それだけでは人は動かないです。言葉は大切です。声も特に大切だと私は思います。
数学には穴がある
質問者:
先生のように光の原理を教えてくれる人は色々あるんですが、藤原先生のように数字の原理も一緒に教えてくれる人は中々いません。色々な人に教えを伺って勉強にはなるのですが、いざ帰って何をすれば良いのか分かりません。そこらへんのお話を伺いたいのですが。
藤原さん:
いや〜、難しいことを仰いますね。私はどちらかと言うと光の世界を感じるようになったのは、この数年ですから、そりゃーあ私はどちらかと言うと数字人間でした。もちろん私はボーイスカウトとか自転車部にいましたから山の中に入って行く事が好きでしたから、山の霊気を感じる事はあったと思います。しかし、こういう先生のお話を聞くという事はありませんでした。どちらかというと神も仏もあるものかという人間でございました。
質問者:
どうして変わったのですか?
藤原さん:
きのう申し上げたように数学をやって行くうちに穴が開いてることに気が付いたんです。間違いなく穴が開いてる。世の中の原理について統計も何かこれへんてこりんな事を言ってる。可笑しいなと思ったのが最初のきっかけでした。これは何なんだろう?だから自分自身神様の事とかを勉強する最大の理由は理屈ぽい話でした。直感では何所か分かってたのかも知れませんけど、それは全く意識してなかったです。勉強して行く中でもっと凄い世界が広がっているんだと、特に先生にお会いしたりアメリカに行ってリーダーシップの話を聞いた体験なんかを聞いてますます確信が深まって来た感じです。ですから理屈と自分の感覚とよく合うんです。自分でこういうものなんだろうと感じるものと理屈がよく合ってくる。ですから非常にこの数年間はその合って行くのが楽しかったです。だから理屈の世界だけでは数学で穴が開いていて解けない問題なんかもよーく分かるようになって来る。いうところがとっても私、楽しかったなぁ〜という風に思うんです。
質問者:
始めに感動した講演はどこの会社ですか?
藤原さん:
それはアメリカの政府系機関がやってる・NPOがやってる会議なんです。マルコムボルドビッチ賞の報告会と言いまして、年に1回ワシントンDCでやってるんです。その発表した人は余り有名ではない企業の1COでした。だから別に哲学を喋ってた訳ではなくて、英語で企業の内容についてごく当たり前の事を喋ってた訳です。でもその当たり前の言葉の中に我々が使ってないロジックが入ってたので私は大変びっくりしたんです。何気なくリーダーシップと言葉を使ってるけれども何かよく意味も分からずにカタカナで我々は使ってます。何か呪文のようにリーダーシップと使ってるけれども何かちゃんと意味があるんだと、その時に分かりました。でも、それはきっかけでしたね。入り口で、そこから広がって行ったという感じでした。
質問者:
そういう立場から今ありがとうございます先生を観られて、どういう風に思われますか?
藤原さん:
凄いです。お隣にいらっしゃって、何なんですが、凄くレベルが高い方と仰いますか、私もそういう風に暮してみたいなぁ〜と思うんですけど、まだまだ修行が足りないので理屈に対する未練が多いんです。理屈のつじつまを合わせる未練が大きくて、やっぱりもう少し色々勉強したいなぁ〜という思いがするんです。ですから本当に上に上がれば上がるほど、さっき先生も仰ったような光の世界なんだろうと何か自分でも感じるんです。眩しいものを感じるんです。ただ何かやっぱり、それだけで生きて行く自信が、まだ無いと言いますか、1人でなら出来るんだけど、やっぱり社員が居たり、何かが居たりすると、或いは日本の政策とか何か、くだらん事を考えますとね、くだらんと言うと語弊があるかなぁ〜、何かやっぱり横の世界も非常に気になる訳です。横のつじつまもね。横のつじつまだけでは、何も動かない事は、それもよく分かってるんで、今なんか自分としては光の世界の中で最高でしょうなぁ〜という実感はあります。そこにまだ自分は至ってないから素晴らしいなぁ〜と今日お話しを伺ってて思うんです。
想念と数字の違い
質問者:
ありがとうございますは想念を捨てなさいと言いますけど、横の数字の世界は想念じゃないのですか?
藤原さん:
横の世界というのは、時期が来なければ物が出来ないとか、或いは1+1=2にしなければいけないとか、例えば右と左で橋の長さを合わせないと橋が出来ないそういう意味です。想念というのはむしろ光に近いものです。パッと見えるもの、言葉で組み立てられるイメージだと思うんです。
あらゆる分野で神様の光を降ろす
質問者:
コミュニケーションの手段として数理を使わないと通じない世界があると思います。私達としては先生と居られるだけで嬉しいのですが、銀座の真っ只中に先生にお出ましになって頂いても、そういう効果を周りが感じられないと思います。どの世界でも同じだと思いますけれども、コンピューターの言語と同じで、ある程度の共通言語がないと通じないと思います。それが各分野で必要だと思います。
藤原さん:
勿論、お役に立ちたいという思いがありますから、出来るだけ色んな角度で私はものを話すようにしています。例えば今日の話を大塚藤原塾でするのはちょっと場違いかなぁ〜って気もするし、或いは金融講演会でちょっと、やるのも場違いな感じがします。その時々の相応しい言葉があるんです。相応しい言葉、相応しい文脈があって、先ず皆さんの期待の7割ぐらいは返さないと駄目ですね。これと言って全然違う玉を返したって、接点がないですから、7割ぐらいから6割くらいは玉を返さないと上手く行かないです。で残りのところです。お土産の部分で少しこちらの言いたい事を付け加えさせて頂きたいという感じだと思います。そんな感じなんで、ですからやっぱりコミュニケーションはとっても大事です。これもある意味、人間のレベルがもっと上がってくればパッと気で通じちゃうんでしょう。そんな事を言わないでもパッと分かっちゃうから、あんまり本当は心配ないと思うんだけれども、まだちょっとそこまで距離がありそうな感じがします。そこに頼っちゃってるとやっぱり世の中の変化が遅くなちゃいます。だから世の中の変化を少しでも早めて少しでも良くする為には少し汗かきながら喋らないと不味いかなと思う部分があると私の立場としては感じるんです。ですが私自身も1人の人間ですから先生が仰るような姿に自分も早くなりたいと思います。そう思います。それはまぎれも無い事実でございます。
質問者:
「猫に小判」とか、言っても聞く耳を持たないとか、よく言われます。我々はコミニュケーションをしないと猫に小判になって、終わるかも知れません。会話をしたら通じる場合もありますけど、会話をしても通じない場合も一杯あるのでしょうか?
藤原さん:
それは一杯あります。話だけでは中々伝わらない。ですから、その中でもやっぱり言葉の選び方・言霊は相手を動かすような力でないといけない。それは私の実感から言ったら1人1人違います。ある人にとっては反対の事を言った方が上手く行く事もあります。嘘をついた方が良い場合もあります。この人がこっちの方向に行くには、その方が良いというのは沢山あります。何を語ればその人の気持ちが動きだすか、或いは不安定な木にぶら下がってるから、一度この木から降ろさなければ前に進まないかなと思った時に、どうやれば枝が折れるかなという風に考える事があります。何か変なもんにしがみ付いてる。早く枝を折った方が上手く行くと見える事もあります。そうすると早く枝が折れるような事を考えたりする事があります。これどういう事かと言いますと、例えばよくあるのが私の場合、相場の話なんです。相場に凝っちゃって凝っちゃって、何が上がりますか、下がりますか、って話があるんです。その時にドル買いたい、何買いたいの、あれが高いとか、安いとか言う訳です。そんな事をやって、何やっても上手く行かないと分かる訳です。1つとして上手く行かない。全部失敗すると見える訳です。でも言ったって本人には分からないから、ドル買いなさいよ!と言う訳です。知りませんよ!と、買えば!と言うんです。あなたの思う通りドルを買えば良いじゃないですか、誰も分かんないんだから、元気にやんなさいよ!と言って、とりわけ元気に振舞って追い返した事があるんです。そうすると、その人は気が付きます。ああ〜そうかな?ドルを買いたいから言いに来るんです。ドル買っても良いよって賛成して欲しくて聞きに来るんです。肩を押して欲しくて、上手く行かないなって時に、良いから買っちゃいな買っちゃいなと言って、そういう風に追い返しちゃうと割と気が付きまして、ちょっと考えましたというケースがあります。1番いけないのが、う〜ん、ちょっとね〜やっぱりドル怪しいからと、あんまり理屈こねちゃうと益々、本人その気になっちゃう事があるんです。だから言葉というのは、あんまりそういう策を労するのは私は良くないと思うんです。だからなるべくそういう事をしたくない。出来ることなら、そういう方がいらっしゃらないのが私にとっては幸せなことなんです。いらっしゃると、また策を労さないかんかなぁ〜と非常に鬱陶しくなるのが私の実感なんです。だけど、それも仕事の内だと思うからやるんです。言葉だけではやっぱり分かりませんけれども、何か言葉が相手に引っ掛かって行ってもらえば、どっかで役に立つ可能性があるんです。だからそれはやっぱり信じております。最終的にはやっぱり、その人自身の経験を通じないと言葉の意味は分かりません。言葉がやがて、その人を変えて、その人自身が何か経験する中で悟って行くものなんだろうなという風に私は思っております。
質問者:
藤原さんのお話の中で意識の高い人は意識の低い人とは、基本的には付き合ってくれない。付き合ってくれたように見えても、意識の高い人は相手にしてない。それがこの世の仕組みだと仰って、なるほどと思いました。でも、ありがとうおじさんはどんなに意識の低い人でも、どんなに意識が低くて目茶目茶なひどい人でも、みんな1人1人全部相手をしている。その人を受け止めて、それなりの答えを全部だして行く。それは藤原さんから見たらもの凄い事で、普通考えられないと仰います。でも、それがありがとうおじさんにとっても修行になると思うのですが、ありがとうございますはどう思いますか?僕を含め色んな低いのが一杯求めて来てますけど。
ありがとうございます:
私の場合は感謝を深めたいというのが1番大きい願いです。感謝を深める1番の方法は謙虚に1番下に降りる事です。1番下から全てをプラスに拝み上げて、最高の神さまの表現を受けきるというのが1番感謝が深くなるのです。だから下へ降りる勉強をさしてもらうのが1番いいです。それを1番下から価値あるもんとして拝み上げる、その練習をさしてもらうから有り難いです。
質問者:
藤原先生は、それをやっていると毎日クタクタになって普通はそれでへたり込んで仕舞う。
ありがとうございます:
普通は上から下を見るとマイナスを引き受けるのでへたるでしょ。私の場合はどんなマイナスからもプラスを吸収するんです。
質問者:
そのコツを教えて下さい。
ありがとうございます:
そのマイナスよりも自分がもう1つ下へ降りれば良いでしょ。
質問者:
でも、これよりましだ!と思って仕舞います。
ありがとうございます:
もし神様から何も与えて貰えなかったらゼロからマイナス無限大まで自分が落ちて仕舞います。もし与えて貰えなかったら、でも今一瞬でも与えて貰ったら、有り難いと思って恩返しの心で1番下へ降りてでもお返しせないかんと思います。そういう気持ちで謙虚になる勉強・感謝を深める勉強をしたいと願ってると、如何しても1番下へ降りないと申し訳ないのです。だから全てをプラスにプラスに見れる自分に早くなろうという気持ちの方が強いんです。だから地獄のどん底の姿をもプラスに、それも大きいプラスに見れる自分になった方が良いんです。神様の最高傑作というぐらい感じられる方が良いです。私は今もう神様の愛の塊が地獄だと思っています。私の身代りに全部、苦しみを背負ってくれてる姿という風に、本当だったら自分が、その地獄の苦しみ全部一身に背負わなければいけないとしたら大変な事です。それを地獄の人が全部身代りに引き受けてくれてるという、だから最高の神様の愛の塊の世界だという感じです。それだったらマイナスに見えないでしょ。プラスを一杯持ってて、それを与えてくれるんだったら、まだ与える側は楽です。でもマイナスを身代りに背負うのが大変なんでしょ。お金ないのに人の借金肩代わりするのは大変です。その方が愛深いです。低い世界ほど身代りの愛の世界という風に段々と感じ方が深くなったのです。
質問者:
そこの居る人達はそんな事、思ってないと思います。
ありがとうございます:
いえいえ、そんなことないです。みんな愛の塊ですから。
質問者:
地獄で「こんなとこ来てしもうた」とか、「何でやろ〜俺だけが」とか思ってるんじゃないですか?
ありがとうございます:
いやいや。神様だから名優ですよ。演技力が抜群でしょうからね。迫真に迫った演技を・・。
質問者:
藤原先生のお話である宗教家が舞台に出ている時は切られ役と切り役が居て真剣にやって、舞台が終わって楽屋に入ったら仲良くやってると。(そうですね)今のお話は同じですね。(地獄の人ほど名演技を・・)
藤原さん:
私は思うんですけれども、やっぱり先生は強い光を上で感じられてるから下へ降りて行けるんですよね。だから天国の上の方に住んでる方ほど、下まで行ける気がします。
質問者:
祈りは強い光を感じ続ける為にされているという風に思っても宜しいですか?
ありがとうございます:
そうですね。神様のプレゼント一杯、受け取る為にいう感じですよね。
お祈りの仕方
質問者:
お祈りをする時にズっと「ありがとうございます」と言い続けた方が良いのか?それとも、僕なんかの場合は一言「ありがとうございます」と言って、2・3分何も言わずに静かに感じて、また2・3分後に「ありがとうございます」と、そんな感じでやっています。どういうお祈りの仕方が良いんですか?
ありがとうございます:
それ人によって全部やり方も変わって良いと思うんです。自由自在で良いと思うんです。ただ祈り言葉を一心に唱える時は思いを出さない為にも必要な時もあります。祈り言葉を唱え続けるというのも。でも雑念や思いが出なかったら、1回唱えてジーっとしてるのも良いです。受身で神様を感じ取るというのも大事ですから。それ両方良いですよね。
宇宙旅行
藤原さん:
先生は旅行をなさる事はあるのですか?
ありがとうございます:
宇宙旅行をしています。(藤原さん:失礼しました。)タダで行けますから。
質問者:
寝ている間ではなく。いつもですか?起きてでも。
ありがとうございます:
心が自由になると何所へでも心を移動出来るので、自分の中にあるような感覚で見て行けるので相当、得しますね。
質問者:
藤原先生は、なぜ旅行すると聞かれたのですか?
藤原先生:
いや、得にないですけど。いやー、ふと思っただけです。
雰囲気
質問者:
そのフト思ったというのは大事ですよ。こんな話をしようとか、大阪藤原塾ではこんな話をしようとかおっしゃつたでしょう。この人に対してはこういう手段を使おうとかおっしゃつたんですけど、それはどうしてわかるのかなあってね、瞬間にね。何となくというのは普通はみんなの答えなんだけど。そういうのをちょっと教えてください。
藤原さん:
わかっているつもりになってるというのが正確でありまして、合ってるかどうかはわかんないですね。これは私も自信がないですよ。そのつもりになって話してて合ってないということってあり得ますからね。それはご容赦いただきたいと思うんですけども。なんか雰囲気ですよね、直感ですよ、ええ、みなさん何を求めてるか。
最初はなんかサラツとさわりで話をした時に、みなさんの方からバッと集まるポイントってありますもんね。それは実証研究で、はじめの1・2分サラツと喋っただけで大体どこで反応が来るかわかりますよね。
質問者:
昨日、ここで凄いなと思ったのは、寺子屋でいつもお酒を飲んで始まるでしょう、それで始まってお金を集めたりすす、ザワザワする、それで二言三言喋る、それでもザワザワしてる。「じやあ、みなさんここで瞑想しましょう、自然の声を聞きましょう」と言った瞬間ねシ〜ンとねなってね、場が変わったんです。それで目を開けてそれでお話されたんです。一番最初に光のエレベーターに乗って上がっていく、そこから話が始まりましてね、みんなどんどん引き込まれてね。
御神酒
質問者1:
ちょっと先生質問いいですか。神道ではお酒をお祭りとかは目出度いことで乾杯しますね。仏教の戒律ではお酒は禁止だとなってますね、釈尊が、どういうことなんでしょう。飲んでいいのか飲まんでいいのか。(笑い)
(質問者2:葬式では酒を飲んどろうが)
質問者l:あれは偽者なんで、本当の仏教のお釈迦さんは、お酒はおそらく戒律では禁止になってるはずです。あれは密教だけですか、どうなっとるのかなあと思ってね。
ありがとうございます:
お酒って言わないね、「御神酒」というでしょう。御神酒というのは「嬉し気・楽し気・ありがた気」という「神様の喜びの気が一杯満ちてる」という意味ですよね。だから、神様の気をいただくためにお酒がちょっと媒介になるんですよね。だから、飲みすぎたらいけないですね、喜びが湧き上がる程度でいいですね、ははははは。(※嬉し気・楽し気・ありがた気、三つの気で御神酒)
宣(のり)なおし
藤原さん:
それは私から言わせていただきますと、いわゆる「宣(のり)なおし」というんですね、お酒を「御神酒」というじゃないですか、言葉を変えることによって意味を変えているんですね、天界に対して。すごく大事なことですよね。鶏肉と言えば「肉」だけど、かしわと言えば「木」になるじゃないですか。植物になりますね、「宣(のり)なおし」ですよね。
質問者:
それは日本人はうまくやってきたんですか。
藤原さん:
ええ、のりなおしというのをね。
質問者:
今日のこのバランスはとてもいいですね。
藤原さん:
バランスはとれませんのでね。
質問者:
僕ら、凡人にしてみたらね、どちらかというと、藤原さんのような世界が僕らが生きてきたし、戦後、ずっと会社でもやってきて、がんじがらめに左脳を鍛えられてきてやってきたのに。ここにくると、「そうだけども、それで生きられるのかなあ」というのが正直な話なんですよね。
藤原さん:
修行が足らないんです。(ありがとうございます:はははは)
ありがとうございます:
修行し過ぎてるんです、はははは。
藤原さん:
し過ぎだったのか、そうか、人間らしく戻ればいいんだ。そうですねえ。
未練
質問者:
ありがとうございますに初めてお会いして、言葉では形容できないんですけど。藤原先生もおっしゃったけど、未練というのがあるんですけど、一緒くたになって清らかになれないんです。未練というのが・・・。
ありがとうございます:
神様からのプレゼントって、本当は無限に無限に一杯あるんですけどね、そのいいものを一つ掴んだだけでね「素晴らしい」と思ったら掴んでしまいますよね。掴んだら放さないというのが未練ですよね。
ところが神様は選択肢を無限に広げて、「まだそのほかに無限に無限に素晴らしいものを一杯あるよ」というふうに気付いて欲しいんですよね。他に素晴らしいものが無限にあるって気付けたらね、未練が・執着が消えるんですね。その気付きを与えてもらう意味でね「ありがとうございます」という祈り言葉を唱えてると、「まだ一杯あるよ」というふうに感じさせてくださるよね。そうすると「新しいもの新しもの」と受け直せるね、それも自由な心で、無限の中の一つを選ぶだけなんですよね。自然とそうしてくださるので、神様の方からね。
波長の合わせる
質問者:
ありがとうございますが前におっしゃったのは、ここに来る人は、もうそういう縁があって来てるんです。そういう必要あって、藤原先生もそうですけど、みんなね、あなたが来られたことも、それが回答なんですよ。回答というか答えが解けてるでしょう、少しね。大体の人は来れないですよ、ここ。何回も来ようとして来れない人が僕の仲間に何人もいますよ。一度行きたい行きたいってね。
質問者:
藤原さんは初めて?
藤原さん:
初めてです、Mさんとはもう十年ぐらい付き合ってますけども。(ああそうなの)
M:
ご縁で、いい方ですよ。
質問者:
みんな似た波長のものが集まるということがありますか。
ありがとうございます:
そうですね、本当に一人一人の必要性に応じて神様が必要なものを与えてくるわけでしょう。神様の方から波長を合わせてきてくださるよね。それで必要なものを与えてくださるよね。ただ、一人一人の必要性に応じてなんでね。幸せへの最短コースを歩む意味で何が必要かって一人一人違いますもんね。そういう必要性で似通ってるんですね。
もし地獄へ落ちて苦しむのが必要だったら、それも大事なんですね、そういう人が集まり事すよね。苦しむことによって、また謙虚にもなり感謝が深くなるというのだったらね、それも大事だというわけよね。時期時期で違いますね、一人一人のね。
ここへ来られる人はみんなね、最後の感謝の締めくくりみたいなもんでしょう。いろんなことをしてきてね、最後に一つに絞り込んでいるんでしょうね。その確認みたいなもんですよね。
質問者:
波長が合わない人と会うわけでしょう、合わないということは理解できないということでしょう、その人を。合わないということは、合わせるということが起きるまで永遠にお別れですか、その人と。
藤原さん:
「愛せよ」というじゃないですか、「人を愛しなさい」とよく言うじゃないですか。
質問者:
世の中に波長の合わない人がごまんといるわね。そういう人たちとは永久にお別れなんですか。
質問者:
高い人とか低い人とか合わないと言ったじゃない、大前提が。
藤原さん:
愛しなさい、隣人を愛しなさい、人を愛しなさいというのは‥
質問者:
合わせるチャンネルを自分が持ちなさいということか。(そうそう)
ありがとうございます:
神様は自由自在でしょう、誰にでも波長を合わせられますよね、だからみんなに合わせて必要なものを与えてくる、波長を合わせてくるでしょう。人の方がちょっと一つの波にしがみついただけに自由がないんですよね。
質問者:
人間は変人だから、合わせきれんのだわ。
ありがとうございます:
そんなことない、人も自由な心に戻ったらどこへでも波長を合わせていけますよね。低いとこへも高いとこへもぜんぶに波長を合わせられるその自由はあるんですよね。神様から合わせてもらうだけじゃなしに、自分の方から合わすようになればね、別にどこへでも合わせていけますから。離れ離れでもなんでもないですよね。
質問者:
人間はどこへでも合わせる能力を持ってる?
ありがとうございます:
あるんです、あるんです。ただ、それを使っているかどうかだけの問題だけでね。
魂のレベル
質問者:
魂のレベルというのがわかる部分とわからない部分があるんですけども。元々魂の元の元の元は全く一緒なのか。そうじゃなくてそもそもレベルが違うのか。単に低いと言ってるのは、ラジオでいう低いところへ合わせているだけなのか、その辺りのことを。レベルというと序列化されるような傾向があるんですが、そこが見えると人の見方とかが変わってくるように思うのですが。
ありがとうございます:
一番根本の神様が宇宙を創造するわけですね。一人一人の意識も創造されてるのね、新しい心で生まれているんですよね。それは一人一人が無限に無限に輝いた最高の輝きの姿で出てきているんですよね。そのレベルだと、魂とか肉体なんて無いも同然ですよね。最高に輝いているという段階、常に新たに生まれ出てるんですよね。そのワンセットの無限の無限の輝きの中にいろんな無限の無限のチャンネルの姿がずーっと現れてるのね。消えつつあると言ったらそうですね、今現れた「無限の無限の輝きが一杯」というのが、時間の経過と共に消えつつあって、低い段階の姿をとってるわけね。ただ、低い段階の姿にしがみつく人、執着する人に対しては、ちょっとしかいいものがないのにね、早く消されたら気の毒じゃない? だから時間を長くしてね、その小さいプラスを感じ取れるようにしてくれてるのね。時間を長くしてくださるというのは、感覚を与えて消してくださるのね。でも本当は一瞬一瞬新しく置き換わるという意味では、みんな本当は消されているんですね、一瞬に。ところが消された意識は低い段階ほど、今消されたんじゃないんですね、長〜い無限の年月かけて今これを体験しているという感覚を残してもらってるのね。だから、時間というのは、本当に不思議なものですよね。人々の感覚がぜんぶ違うんですね。神様の愛の働きでね、そういう時間という要素が生まれてるんですけどね、いいものは無限に無限にあったら一瞬でいいんですよね。一瞬でも体験して終わりなのね。だから新しいものまた新たに新たに与えてもらう方がいいんですよね「一瞬一瞬新たに」というのがね。ところがプラスの少ないところでは、やっぱりちょっとしかいいものがないから、出来るだけ長い時間を掛けて味わせてあげたいというのがあるの。
だから、時間と空間の関係というのはもの凄い神秘的ですよね。でも本当は一瞬一瞬消されているんですけど、それに早く気付くほどいいんですね。だから高い番組を選んで、それを受け直せるほど一番奥へ奥へ戻っていけるのね。そうすると神様の最高のプレゼントを受け続けられるわけですね。早くそこへ神様は戻ってきてくれるのを待ってるんですけど。ただ一人一人の自由を尊重して、最短コースを歩めるように尊いているはずなんですね。だから、魂のレベルというのは、かなり低い低い段階ですよね。あまりそれを掴みすぎると巻き込まれて抜けられないのでね。
人生は演技
質問者:
人生は演技だという話だったので、後で握手が出来るということを考えれば、最悪の悪役を演じる方が、経験としていろんなことをしているということで、魂が高かったり大きかったりするのかなと。マイナスに行くほどプラスに行くと、すごい働きも出来る、そこまで演じきれると大したものだと考えると、どっちが上か下かがよくわかんなくなっちやう。
ありがとうございます:
ただそれね、過去を掴む思いとね、一瞬一瞬新たに受ける感謝の心とぜんぜん感覚が変わるんですよね。過去を掴んで思う心ではいろいろそういうふうに思うんです。でも、感謝の心になりきった時はね、過去は一切相手にしないんですね。今、現れた神様からの創造された宇宙というのを、これを一瞬一瞬受け直すだけね。その中の一部をどういうふうに眺めてサッと放すだけですよね。一切過去を掴まなかったら過去は無いんですよもうね、一切ね。
今神様から与えられたプレゼントを如何に自分がその中の何かを選んで受けるかという、受けるだけの問題なのね。神様の創ったものは固定してないんですね、一瞬一瞬新たになってるんで。掴んだら消えていくの、掴んだら必ずそれは消える運命なんですね。掴まなかったら新しいものを受け続けられるのね、それが永遠に続くわね。
光と闇の関係
質問者:
悪があるから善が理解できる部分があって、闇があるから光がわかると思います、こういう関係ではないですか。
ありがとうございます:
光と闇の関係は、光を浮かび上がらせるための働きですよね、闇はね。
質問者:
闇が無かったらいいことがわからんでしょう。そういう関係ですかね。
ありがとうございます:
そういう関係もありますよね、ただ、いろいろの意味合いがありますね。
質問者:
光の神様が闇に化けて、闇も光の一部と考えることも出来るわけですし。
ありがとうございます:
そういう考えも成り立ちますよね。どんな考えもあっていいんです、ただそれが全てじゃないんですけどね。全ての考えを全てを中に持ってる、ぜんぶを一つに調和させる考えが本当なんですね。
質問者:
詐欺師とか、殺人者とか、ああいうのは。
ありがとうございます:
悪役を演じてる姿ですか、ねえ。(神様の願いとは違うんですか)そうねえ、いいことをするだけじゃ味気ないですね。(笑い)だから、極悪非道の姿もあって初めていい役が浮かび出ますよね。ただ、マイナスの姿だけを見てたら苦しいですよね。全体がわかっていい役だけを演じてる姿を、最高番組を見れたら一番幸せですもんね。
最高のね、例えば、太陽なら太陽だけの輝きがあってもね、光って眩しいだけでしょう、大したこと無いよね。蛍や星の光も必要ですよね。いろんな段階の光がぜんぶ表現としてあって見れるというのがいいんですもんね。その光の表現をとるためには、闇の助けが必要ですよね、光をやわらげる闇の助けがないと出来ないですね。闇はあくまでも光の表現の支える役目ですよね、だから、敵対するものじゃないですね。光のために闇が影で助けてるんですよね。
過去の積み重ねは無い
質問者:
それと私たちは何千回ほど生まれ変わってきているんですかね。(笑い)今最終段階なんでしょう、卒業式なんですよね。
質問者:
生まれ変わりの多い人と少ない人と、前世で修行の少ない人と、いろいろと。
質問者:
じゃあ、ありがとうございますは?
質問者:
ありがとうございますは、おそらく相当前世でご修行なさって空の状態です、空ですね。
ありがとうございます:
過去にね何をしててもぜんぶ消えていくだけなんですよ、あっはは。今の自分は新たに生まれた自分ですよね、本当の自分はね。
質問者:
神の世界は創造一本ですか。
ありがとうございます:
だから過去の積み重ねで出来たものなんてね、何も無いんですよ、ねっ。新しい置き換えをずーっとしてくださってるんで、今自分が何を受けているかだけが大事ですよね。
質問者:
過去なんか捨ててしまえっていうことか。
質問者:
それもー瞬一瞬ね。
ありがとうございます:
一瞬一瞬ね。それも無限億万分の一秒でいいですよね。
質問者:
何もない、現在の一点、本当の一瞬、一瞬しかない。
ありがとうございます:
一瞬ね「無限の無限の輝きが一杯」と受けるのがいいですね。そうすると素晴らしものを一杯感じられますよね、五感でも六感でもね、あらゆる直感でね。過去を掴むのが執着の思いになって、思いが自由を失わせる一番の原因ですよね。一つのものにしがみつくというのがね。
質問者:生れながらにしてそういうのが習慣になっとるからね、体が、細胞が。
ありがとうございます:
かなり練習された。
質問者:
魂の癖というんですかね、パチンコが止められないという癖がありますね。それはなかなか取ることは大変ですね。
ありがとうございます:
そうね、いろんなことをしてね、執着もー杯してね、必ず未練が取れる時が来るんです。飽きてきます、必ずね。その時に自由な心にね、必ず戻りますよね。みなさんもかなり悪いこともー杯して、あっはは、ありとあらゆる執着もしてね、それで最後に自由になる時期が今きてるんですよね。
トップエリートを捨てる
質問者:
それで藤原先生にお聞きしたいんですが、本にも書かれているように、さっき言ったソロモンに勤めて、もう最高じゃないですか、世界で、大儲けしてね。日本でもトップエリートの人がなんで捨てたんですか。
藤原さん:
やってる人が変な人ばっかりだったです。(笑い)アメリカのああいうところは非常にはっきりしてましてね、一番上の人はね「人類の為に、世の中の為に何が出来るんだろう」と考えてデリバティブズの仕事をしているんですよ。(そういう人がいるんですか)そういう人たちがアメリカというのはいるんですね。
それで私が入った80年代はまだそういう人がいたんですね。彼らと話してるとね、お金の話は少しも出てこないですよ、会社の為になんて話もーつも出て来ない。
なんかね、崇高なる人類の未来に向かって話してる、なんかつくってる、そういう意気込みで。だから話をしてても、私なんかは当時駆け出しですから、私にしてくれる話は簡単な話なんですけど。先輩たちの話を聞いたら「凄いな、何話してるのかなあ」凄い大事な話をしてるんですね、それだけはわかる。朝から晩までそんなことばっかりやってるんですね。そういう話ばっかり聞いてたら商売にならないですね、はっきり言って。そう言ってる人の話を、じゃあ具体的に実現するためにはこういうことで商品にしたらいいでしょうなという取次ぎ屋さんがいるんですよ、次のね。このクラスは結構柔軟な人がいないとうまく行かないんですけども。現実と理想の接点をね、今日の仕事に変えていく人がいるんですね。この二つの人たち、二種類の人たちが会社を押さえている間は会社はまともに動いていくんですよ、世の為人の為に。
ところがね、この世の為人の為にやってるでしょう、うまく行きだして儲かりはじめるんですよ。そうすると三番目が入ってくるんです、「儲かるからはじめる」という人が出てくるんです。
・「何故デリバティブズをやるんですか」
・「いや、儲かるから」
・「何故ソロモンヘ来るんですか」
・「給料がいいから」つて入ってくるんです。この三番目がきだしたら要注意なんですね。そうしたらどんどんどんどん自己増殖して、先ず一番上が逃げて行くんです。適わんから「俺は別に給料で仕事をしてるんじゃないよ」と、「会社の金儲けをしようとしてるんじゃない」と、先ず一番上が逃げるんですね。
ニ番目の取次ぎが取り次ぐんですけども、一番上がいないから新しいアイディアが出てこないんですよ。ニ番目もやがて嫌気がさして逃げていくんですよ。するとね、三番目ばっかりになるわけですよ。
・「何故仕事やってるの」
・「儲かるからやってるんです」
・「何故デリバティブズをやってるんですか」
・「これやると会社が利益が出るからやってるんです」
・「何故ソロモンへきたんですか」
・「いや、この仕事は非常にいい仕事で、給料が高いし、簡単に言えば名声も高いから」って、そういう人ばっかり入ってくるんですね。すると会社ではやることなすことメチャクチャになってくるんですよ。
・「何故、こんな商品を売るんですか」
・「いや、儲かるからです」
・「そんなもの危ないでじゃないですか、こんなものをお客さんはヘッジ出来ないでしょう」
・「それは客のリスクだ」と。
いやあ、すごいことになってくるんですよ。だから、アメリカの金融機関も、91年ぐらいから、3番目の人たちがドーンとやってきて上をみんな追い出しちやつたんですよ。私もうんざりして、これは絶対失敗すると思いました。金融は非常に恐ろしいところだから、そんなことをやってたら絶対わけのわからないことが起きると。だから、私は十年前から「アメリカはこうで、アメリカはこうで」と言い続けているわけですよ。自分の実体験ですよ、これは絶対上手くいかん、儲かるからやるというふうに変わってしまたら、これは絶対引っくり返るというのが、当時直感的に感じたことでしたね。でも、連中も随分粘りましたね、10年粘りました、やっと気がつきましたね。ですからそれで、これはもう駄目だと思って辞めたんです。
質問者:
未練はなかったんですか。
藤原さん:
全くなかったです。やりたいことはやったという感じでした。
質問者:
でも将来も不安でしょう、まだ何をやるかは、その瞬間は。
藤原さん:
いや、そんなこともなかったんですよねえ、全く不安はなかったですよ、ええ。 なんかやっぱりね、そういうもんなんですよ、その時は。なんかね、なんかうまく行くだろうなあという感じがしてて、実際には随分苦労も多かったんですけど、ここ10年ね。実際には想像以上の苦労があったんで。ですから想定外の連続だったんですけど、その時はね、ぜんぜんそういう思いはなかったですよ。
はじめは日本のメーカーにいて、日本の役所に5年出向して、大学でも教えてましたから、いろいろ見ましたけども、どこにもなんか良さそうなところはなかったんですね。日本の会社といっても、なんかえげつないことをやってるし、役所も酷いし、大学も生徒たちは我が侭のし放題やってて、「あの連中と付き合うのも適わんな」と正直思ってて。他のアメリカの会社へ行ったって似たようなものだしね。だったら自分でやるしかないと思ったんですよ、うん。どこへ行ったってまた文句ばっかりたれてまた辞めることになるから、自分でやるしかないでしょうという思いでしたね。
捨てて良かった
質問者:
それでこの本を書いて10年経って、どうですか、振り返って、過去は手離していると思うんだけども、感想は。
藤原さん:
やっぱり、さっきの先生のお話しじゃないけど、「捨てて良かった」と思いましたね。捨てると非常にいろんなものがありますね。ですから、よく「こうするとこうなる、こうするとこうなる、困るんですよね」というご相談事が多いんですけども、やっぱり諦めるのを最初に見つけた方が人生は上手く行きますね、ええ。
「ああでもない、こうでもない」って。諦めるものを先に見つけると、わりと人生は開けますよね。
私はね、昨日ちょっと言ったかも知れませんけども。大学を出るまで、一つこれはどうしてもやりたいという仕事は決まってたんです。国鉄に入ることだったんです。幼稚園のころから、物心ついた時から、電車が好きで。小学校も中学校も、高校へ行っても大学へ行っても全く変わらなかったです。だから、自分は国鉄に入ること以外全く考えてなかったんです。ところが大学三年生の冬ですね。当時国鉄が財政が破綻寸前になっちやって、文科系の大卒の採用を戦後はじめて止めるという時に、僕が当たったんです。
本当に偶然ですね。これは一年留年して、浪人して行けないというのなら大変悔やんだかも知れないけども。浪人もしないで行ったから、絶対行けないわけです、どう考えたってね。だから、その時にある意味で諦めがついちゃったわけですよ、自分のやりたいことは出来なかったんです。だからね、正直言ってあまりとらわれが無いんですよ。要するに自分の一手やりたいこととは違うんですよね、それはもうはっきりわかってる。だから逆に職業選択もほとんど執われが無かったですね、淡々とできましたね。でもね、やってるうちにね、こっちの道が面白いことに気がついたんですよ、特に最近ね。鉄道に行ってた時と今とどっちの方が人間的には成長したか、それはわからないですけども。こっちが悪いということはないんじゃないの、ということが段々わかってきましてね。果たして本当はどっちが幸せだったのかなあと、今はそう思いますけどね。また変わるかも知れませんけども。
質問者:
じやあ、今のところ、我が人生に悔いなし。
藤原さん:
悔いはね、大体昔からないんです。(笑い)ええ、わりと私ね、なんかうまく行かないことがあると「何故だろうと考えて、勝手に「そうだろう」と思い込んじゃうからね、わりとそういうところはね、図太いというか、わりと人を人とも思わないことがあるんですね、そういう意味ではね。悔やむっていうことはあんまり無いんですよね。(参考になりますね)
考えないように抑圧しよう、ということもあまり私はしなくて、理屈を考えるんですよね。悔やまない為の理屈を一生懸命考えてる。そうするとね、悔やみとかできなくて、そのうちに忘れちやうんですよ。何を悩んだのかそのうちに忘れちゃう、それはありますね。
言葉の縛りって一番恐い
質問者:
中丸薫先生をご存知だと思いますが。明治天皇のお孫さんです。世界平和のために180何カ国の国に、どうして戦争が起こるかということを徹底的に話したりして頑張って今でもいらっしやるんですが。
透視する方がいらっしやるんですけども。聖書の黙示録ですね、そういう惨事は起こらんでしょうね。
ありがとうございます:
言葉の縛りって一番恐いですね。そういうマイナスの予言の言葉の縛りにはまり込むと、そういう番組を引っ張り出すんですね、現実化しますね。だから、いつも「完全平和が満ち渡ってる」という、そういう受け方がいいですね。そうするとそういう番組を実現するための具体的な行動が出てきて、自然に平和になるというね。いい言葉を使った方がいいですね。なんか親切に予言してくれるんですけど、あまりマイナスの言葉を使ってもプラスにはならんですね。
質問者:
特に偉い人が言うとね、先生みたいなあんまり偉い人は脅かさんといて。
藤原さん:
私はもっとね、ある意味でいうと、力が強ければ、そのマイナスの番組をぜんぶ消す力を持ってるんでしょうけども、私にはなかなかそこまで出来ませんから。マイナスの番組を見ている人がこれだけ多いよと、それはやっばり警告として言わざるをえませんよ。
質問者:
新聞やラジオやテレビはマイナスの放送ばっかりですよ、みんな。こりやあマイナスの人間になって行ってしまうわなあ。
藤原さん:
でもね、私の経験で言いますとね、マイナスの話を散々した人は消えますよ。それでも大丈夫になるにはどうしたらいいか、みんな自然に考え始めますね。
だから私は講演会の中では、最初に必ず恐い時局の話を始めるんですよ。それがね、私の経験から得た今のところのやり方でね、恐い世界というものを腹に入れると元気が出てきますよ。「負けないようにやろう」負けないというか、そんなことが来ても大丈夫だよと、人間は自然に考えてくるようになります。そうするとね、恐いことではなくなるんですよね。恐い話で済んじやうんです、恐いことは来ないです大体ね。
一番見てて危ないのはね、もう考えると嫌だから考えない、それで何もしないんですよ。来ちやつた時にパニックを起こす人が結構多いんですね。最悪のことになりますよね。もちろん最悪と言ったってねえ、もう少し広い目で見れば勉強の始まりみたいなものだから、ありがた〜いことなんでしょうけども。
まあ、そういうことがあるんで、対処の仕方というのがあると思いますよね、恐い話にはね。やっぱり最後はそれを実現するかどうかは人間の思いそのものだと思いますよ。
マイナスが一杯という番組
質問者:
人生で今芝居を演じているんだけども、一緒に演じているパートナーとはどうも波長が合わない、どうも私に嫌がらせをする、どうも合わない。するとずーつとストレスが溜まってきますよね。そうなった場合は、その劇団を辞めて(笑い)。
藤原さん:
それは私より、先生お願いいたします。(笑い)
ありがとうございます:
それね、意地悪されてねえ、いろいろマイナスが一杯という番組に波長が合ってるんです。高い番組だと両方がプラスの与え合いの世界の番組ですよね。まだマイナスの番組のちょっと未練が残っているんですよ。周りにマイナスを認めるというのはね、そのマイナスを引き寄せるものを心に持って波長を合わせてるんですよね。ガラッと変えないとあかんね、自分の世界ぜんぶを置き換えないといけないですね。
(それは具体的にはどう・‥)
マイナスを一切無視するのね、言葉を全く変えてしまうのがいいですね。プラスの言葉だけを使ってね、自分の心の中の意識をガラツと変えてしまうのね。そうすると環境がガラッと変わるのね。でもまだちょっと未練を持ってるんじゃない?(笑い)もう未練なくなりました?(まだもがいている状態)
藤原さん:
一人超然として天女みたいに暮らし始めればいいんですよ、超然として「まあ、そんな人もおるかなあ」と。しかし天女みたいに暮らしてれば、そういう悪い思いの接点は無くなると思うんですよね。
「何とかしてやろう」というのは同じレベルで行きますから、なかなかね。
質問者:
じやあ「自分は自分」つて、そっちは無視しちゃってていいんですかね。
藤原さん:
無視するというよりも、無視するというのはあえて避けるという意味でしょう、これ同じなんですよね。喧嘩するのと同じだから、超然としていることですよね。
質問者:
これはありがとうございますで唱えて行かなあかんね。すると消えるよ。(笑い)
質問者2:
一生懸命ありがとうございますを言ってるんです‥・
質問者:
もうすぐ消えます。(笑い)
質問者:
預言者や〜(笑い)
質問者:
僕思うけど、心で唱えるんじゃなくて言われたら言うんだよ「お前、こんなことやっただろう」「ありがとうございます」って言うんだよ。(相手に向かって?)うん。
質問者2:
向こうは向こうで「何バカにしてるんだ」って怒り出す。
質問者:
そしたら「ありがとうございます」
質問者2:
またそれでもありがとうございますって?
質問者:
とことんやったらいいと思うね。
質問者:
あのね、蔭でやるんですわ、蔭ながらでも「ありがとうございます」ってやっちやうんだわ。そうすると相手は変わりますからね、と私は思いますよ、はい。(笑い)
質問者:
相手にも寄るけど。
質問者:
相手に「ありがとうございます」とやったら怒るからね、蔭でやっぱりその人のことを祈らなあかんわね。「ありがとうございます」って蔭で祈って、言霊でね。私は家の中でやってるんだよ、毎日。「何々ありがとうございます」って言えばね、言霊は光が出ますから、必ず出来ると思います、ね、先生、ねっ。(大笑い)
質問者:
お墨付き。(大笑い)
M:
富山のありがとうございますになった。
質問者:
納得できました?
質問者2:
まあ、とりあえず。
質問者:
直接言えとか、蔭で言えとか、私はどうしたらいいのかね。
ありがとうございます:
言葉でね、波長合わせをするんですね、その分「いい言葉を選び続ける」というのが大事ですね。マイナスの言葉はマイナスに波長合わせしますからね。
質問者:
[分かれましょう]とか言うのはマイナスになりますか。
ありがとうございます:
マイナスになりますね。現実がマイナスだったらね、もう正反対のプラスの言葉を心で使い続けるのがいいのね。そうすると翻訳の名人になります。地獄も極楽に見えます。
悲しみが無い世界
藤原さん:
先生が「悲しい」と思われる時はどういう時ですか。
ありがとうございます:
無いですね。(笑い)ぜんぜん無いですね。人が死んでもね、卒業式。お祝いの感じですね。この世を卒業してね、幸せを大きくして行くという感じですね。
質問者:
それは何歳で死んでもですか。
ありがとうございます:
はい、早く死ぬほどいいみたいですね、はははは(若くて死ぬほど?)早い卒業ですね、特待生。
質問者:
でも、妻が死ぬとか子供が死ぬと悲しいですよね、普通は。
ありがとうございます:
ねえ、部分的に見るとね、なんかそういうふうに錯覚するんですけど。大きく見るとみんなプラスばっかしですね。大病しても大怪我してもね、みんな大きいプラスに変化してますね。
質問者:
自分が死んだらわかんないですよね、自分が死んでありがたいというのは魂はわかっているんですか。
おじさん:
はい、みんなわかるんですよね。
質問者:
今、世間を騒がせてる池田小学校の裁判をやってますでしょう。新聞を読んでましたら親がすごく悲しんでますよね。亡くなった子供たちは死んでしまってるじゃないですか。そしたら自分の意思も関係なくわからない間に死んでしまった状態が沢山いるじゃないですか、それでも早く死んだら…ですか。
ありがとうございます:
そうよ、人の心は「感謝の心」と「思いの心」と二つに分けて考えてね。思いの心は執着して「神様からのプレゼント」という形で受けてないですよね。本当は神様の表現として受けると、みんな神様からの自分を幸せにするためのプレゼントなんですよね。
思いの心は、例えば子供でも「自分の子供」と掴んでますよね。ところが神様が愛の心で子供に変身して、一瞬一瞬幸せを与え続けてくれているというふうに見ると、子供だけじゃないね、宇宙ぜんぶが自分への愛の表現なんですね。それが一瞬一瞬変化してるだけね。目まぐるしく変化した方がいいんですよね。
ところが思いの心は掴んでしまうのね。掴むから消えて行くんですけど、消えた時にそれは苦しいのね。「いつも新たに新たに」って、神様の愛の表現を変化に富んだ表現を受け続ける心にさえなればね、変化ほど幸せなの。一瞬でもね、子供として現れてくれたらありがたいという感じですよね。
質問者:
そうすると、悪とか死とか、いわゆるネガティブな言葉というのは、やっぱり聞くと悲しくなるし、使いたくないとも思うんですね。ただそれが神様からの、言うならば‘愛の塊り’と感じるとするならば、それが肉体を持った人間に与えられている一つのトリックみたいなものと考えていいのですか。
ありがとうございます:
いいですよね。この世は特に「受け方の勉強」ですからね。
質問者:
そうするともの凄いトリックですよね。
ありがとうございます:
はい。本当に変化を楽しむ受け方が大事ですよね。
質問者:
子供が死んでも「ありがとうございます」。
ありがとうございます:
もう全てが「ありがとうございます」でね。
質問者:
本当はプラスマイナスゼロの世界でしょう、現在の世の中。過去世で人を殺したり殺されたり、過去で盗んだらこちらで盗まれる、だから先生が言われる、一切が「ありがとうございます」ということは、それで消えちやうということでございますね。
ありがとうございます:
そうです。感謝の世界は無限の無限のプラスが一杯の世界ですよね。もうマイナスが無いんです、プラスぱっかしが降り注ぐ世界ですからね。それを受け損なうからプラス・マイナスの世界とか、マイナスの世界というふうに感じるんですけど。
「いつも神様からの愛のプレゼントを受ける」というだけがいいんですよね。その心を引つ張り出してもらうというのが「ありがとうございます」を唱える生き方なんですね。毎日宅急便が届いてるでしょう、無限の宅急便が、種類も無限にある、受け取ってます?ハンコ押して。
M:
ここで言う「ありがとうございます」はね、究極の神様の名前ということで。そういうバックボーンがある上での「ありがとうございます」です。よかったなあというのとは…。
質問者:
神様というのは、肉体を我々に与えて喜怒哀楽を充分に味わうために肉体をくれたんでしょう、肉体を。悲しくなったり、苦しくなったり、経験をさせるために肉体をくれたんでしょう。
ありがとうございます:
そうね、マイナスの体験も含めてね、プラスの体験も含めて全部の体験が幸せを大きくするんですよ、ねっ。
質問者:
それをまともに受け取ると変なことになるから、神様として「ありがとうございます」というふうに受け取れば、苦しみも苦しみで無くなると…(笑い)
ありがとうございます:
一つだけにしがみつくからいけないね。
質問者:
苦しみが苦しみで無くなるというよりは、苦しみ自体が突きつめてしまえば‘愛の塊り’ということになってしまうわけですよね。そうすると、無くするという感じではないわけですね。
ありがとうございます:
もう常にあるんです、あっていいんです、それをプラスに感じたらいいんでしょう。 例えば、寒い・暑いというのでもね、本当に真夏の暑い時は寒いのが極楽でしょう。逆もありますよね、もう凍えるような寒い時には暑いのがいいですよね。その両方をどっちかを消したら問題が起こりますね。両方があって常に最高のプラスに受け取れるのがいいですもんね。
質問者:
悲しむか感謝するかはその時の瞬間の本人の選択ということになりますね。
ありがとうございます:
そうです、感謝すればプラスに受けられるのね、感謝を忘れたら、しがみついて執われるのね。
質問者:
単純ですね。
ありがとうございます:
単純ですね。
質問者:
頭でわかっててもどうしても憎しみや悲しみが出てくる時というのは、ある種、これを蓋をしようとしたら自己矛盾になったりするんで。一旦、その悲しみとか憎しみとかを受けながらそれを消化させるという感じが「ありがとうございます」。
ありがとうございます:
「ありがとうございます」を加えたらその思いを消してもらうのね、サッと楽になりますね。
質問者:
私は怒ってないとか、悲しんでないというと、なんかおかしくなっちやいますよね、その人の中で。
祓い浄める
藤原さん:
祓い浄めるようなことじゃないかと思うんですけどね。
質問者:
確かに癌になった人で「ああ、私は癌にさせていただきました、ありがとうございます」と言うてるとみんな治って行く、あれは不思議な現象だな。癌になってぶるぶる震えてるんじゃなくて「ありがとうございます、私を癌にさせていただきましてありがとうございます」
ありがとうございます:
例えば、形に癌が現れるというのはね、心の中のマイナスを癌の形で消してくれてるのね。その上に感謝すればね…
質問者:
絶対に死ぬという癌になっておりながら本人は「ありがとうございます、癌にさせていただきましてありがとうございます」言うとるわけです。それで癌が無いわけです、あれは不思議だなあ。
ありがとうございます:
感謝さえ加えたらね、心の中のマイナスの思いも消してくれるし、形でも心のマイナスを消し続けてるのね。軽く消えてしまいますよね、そしたら再発も絶対しないですよ。
質問者:
癌って恐く無いね。(笑い)
ありがとうございます:
うん、感謝万能薬になるのね、感謝万能薬になるの。
質問者:
「ありがとうございます」は、感謝と、報恩と、絶対神、いろんな意味があるんですね「ありがとうございます」意味は。
ありがとうございます:
そうです、神様の働きのぜんぶを中に持ってるんですよね。ぜんぶ持ってるんで、ぜんぶ中にありますね。だから、お礼の感謝もあるし、報恩の感謝もあるし、ありとあらゆる感謝がぜんぶ含まれますよね「ありがとうございます」にね、「神様の働きの全て」というのがいいですね。
質問者:
さっきの、祓い浄め給え、という意味もあるのですか。
ありがとうございます:
あるんです、はい。
ありがとうございます
質問者:「ありがとうございました」とつけると意味ないんだね。
ありがとうございます:
いや、過去の一瞬に対する感謝。この「す」がいいんですね、現れては絶対に戻って循環させますよね。だから永遠不滅にずーっと続くんです。
質問者:
商売屋さんでも「ありがとうございます」とお礼される人と、「ありがとうございました」とお礼される人と二通りあるんです。「た」の人は「あんた明日はこんでもええ、今日で終わり」だと。そんなおかしな挨拶するなと「す」でいいんだと言うんだけど。
おじさん:
「す」がいいんですね。「ありがとうございます」はね、未来への感謝も先取りしてるんですよ。
役に立つ本
M:
黄色の本ですけども、題名は誰がつけられたんですかね。
藤原さん:
本屋です。
M:
世の中の大きな仕組みみたいなのを書いておられますよね。先生だったらどういう題名をつけたいですか。
藤原さん:
こういう本は出さないですよ。
M:
どうして。
藤原さん:
誰にどんな役に立つと思います?これ。正直言って。ご本を買ってくださるかたに本当にありがたいと思いますけども、あんまり人の役には立たないんじゃないかなと思って。特に単行本はね、いつもそう思いながら私は書いているんです。迷わすことだったら役には立たないだろうと思います。
こっちはどちらかというと、学術論的なものだから、これはきっとあまり人は読まないでしょう、これ。(笑い)だからまだ救えます。こういうのは読むでしょう。
M:
でも、ここにいらっしやる方は、藤原先生の考え方というのが、世の中が動いている仕組みとか、いろんなことでは、読まない方がいいということではない…
藤原さん:
私としては「どうかなあ」と思いながら悩んでるんですよ、本屋が持ってくるし、読者が待ってると言うんですよね「そうかなあ」と思うし、確かにお読みくださる方がいらっしやる、まあ書くんですけども、なんか肝心なことを書いてないんですよ。(書けない?)いや、書けないわけじゃないけども、それって文字にして活字にしてもまったく伝わらないものですよ。
質問者:
常人の頭で繋がらないことを書かなくてはならないからですか。
藤原さん:
経済のことから始めても、何から始めても、環境のことだって、最後に行き着くところは光の世界じゃないですか。
質問者:
それを書いてもわからないですか。
藤原さん:
ええ、そこまで導けるかどうかでしょう、やっぱりなってないですよね、そこまで。
質問者:
藤原先生は今の部分をどうやって伝えたいですか。
藤原さん:
ワールドレポートの中で少しずつね。少しずつって感じです。
(※ワールドレポートのお申し込みは、03−3462−2788 シンクタンク藤原さん事務所へ)
質問者:
あと、講演でですか。
藤原さん:
講演でも、ここにねえ参りますれば私も別にねえ、普通にお話しできますけども。大学では今国際金融論をやってますから、国際金融論はやっばりね(光の世界とは)どうしても行かないでしょう。
ありがとうございます:
宇宙銀行総裁って。
藤原さん:
ですから、往生しますよね、はっきり言ってね。
質問者:
あの先生は変な新興宗教に入って…
藤原さん:
いやあ、だからねえ、なかなか難しいですよ。だから世に出にくいわけです。
質問者:
「共感・勇気・自然」という本、それは結構…
藤原さん:
これはね、逆に言うと私の完全な独り言なんですよ。だから、まったくそういう変なものは無い。こういうのは何が違うかというと、「こういうことで人が求めてるから話をしてくださいよ」ということでやるわけですよ。だから、要するに悪い想念の話を聴きたいから恐い話を聴かせてよ、怪談聴かせてよと。そういう話も聞こえてきて、怪談話なんかあんまり気に入らないんだけどと、世の中には怪談の一つもないとみんなお金の問題で困るでしょうという読者もいらっしやいますので。そうですかなあと、ぼちぼち始めるんですけどね。今ひとつね。
次元の話
質問者:
一次元、二次元の世界と言いますね。
藤原さん:
数学で言ったらおわかりになりますか。数学ではゼロ次元の世界から、マイナス無限大からプラス無限大まで次元はいくらでも定義できるんです。ですから、数学的に言ったら次元の数というのは無限に定義できます。それを現実にどうやってあてはめるかは別問題でして、我々が幾何の世界で言いましたら、ゼロ次元を点と言いますね。一次元を面積の無い線と言います、ニ次元を平面、三次元を立体と言いますね、四次元以上はその幾何で現せないんで、定義外になるということですね。
それは幾何の世界の話で、無限次元と言う話をした場合は、考え方としてはいくらでも次元は欲しいだけつくれるということなんですね。だから、次元を上げるも下げるも、その次元をつくる人の意思一つということですから。ですから、定義したいだけ定義すればいいんですよ。だから、物事を評価する時にいろんな角度で評価する、評価をしたことをいくらでもできますよね。これが評価のしたことがある意味では次元、座標軸みたいなものですから。どんどん増やしていけばどんどん次元が上がっていきますね。
質問者:
アリは何次元ですか。
藤原さん:
アリは、物体としては三次元です、人間は三次元です。これは数学のトリックなんですが。あるところにいた人がパッと消えて、こつちへパッと現れるということがあるでしょう。ああいうことはあり得ないと言うでしょう、でも次元の話では簡単にあるんですよ。
ここに二次元の平面があるとするでしょう、ここに住んでると考えてください。この二次元に住んでいる人は高さの世界が無いんですよ。全ての世界がこの目に見えるシミみたいなもの、真っ暗闇か明るいかどっちかしか見えないんです、縦がないんだから。ところが三次元にいる私は、ここに何か物が載っているのは見えるんです、ノミがいるのが見えるんです。このノミは二次元の人にどう見えるかというと、点にしか見えないです、暗い点にしか見えない。ノミがぴょんと跳ねます、ぴょんと跳ねる姿は三次元の人には見えるけれども二次元の人にはどう見えるかというと、瞬間この黒い闇が一瞬消えるんです。それでしばらくしたらバッと闇が現れるんです。「消えた」「バッと現れた」不思議なことだというでしょう、数学を少し勉強していただくと、ごく当たり前のことです。
質問者:
テレポテーションはどうなりますか。
藤原さん:
同じことが考えられます。同じことを言ってるかどうか知らないけれど、途中で消えちゃうとか、この後、時間が歪むとか、別の時間軸を通るとか、ごく当たり前に数学に仮定をおくことができますから、不思議な現象じゃないですね。ただ、それを物理の世界で、物理のものさしで証明することが極めて困難なだけで、数学的にそういう世界を仮定とすれば珍しいことではないです。
質問者:
数学的に四次元とか五次元を説明することはあるんですか。
藤原さん:
いくらでも出来ます、無限次元まであるんですから。無限次元まで想定して普通現代の数学はやりますから。
質問者:
先ほど文科系出身とおっしゃいましたね、今数学も教えていらっしやつたわけですね、どういうつながりがあるんですか。
藤原さん:
数学が好きだったんです、数学が好きで大学生の頃結構勉強をしたんですね。統計とか好きで、ややこしい積分なんかをフーフ一言いながら解いたりしてたんで。教えるようになってからですね、今のノミの話とかね、数学嫌いなヤツに、必修で数学を取るヤツがいて、もうみんな敵対の目で見るんですよ。「こいつは数学なんか」と思って、そういう連中に少しでも話を聞かそうと思っていろいろ考えるわけですね、寓話を。嘘偽りの寓話を言ってもはじまんないから吉本じゃないんで、やっぱり合ってる寓話を考えますよ、そういうとこからこういう話を身に付けたんですけど。そういうことをやっていくと本当の構図がわかって行くんですね、自分自身もいい勉強になります。
イギリスの話
質問者:
今イギリスの話をしようとしていて途中で他の話になってしまいましたが…
藤原さん:
イギリスはこの本を(※『日本経済の「闇」がわかるF.T.の読み方』、出版社‥三五館)読んでいただければわかりますけども。イギリスというのは今の世界の秩序を守っている人たちですね。世界の中心はやっぱりヨーロッパですね。このヨーロッパの強さを、戦略性の強さ、思想、文化の元を持っている強さですね。このヨーロッパを見ながら、なんとかヨーロッパを真似してやってみたいなと思う連中が沢山いるのが、アメリカの東海岸ですね。彼らはいつもヨーロッパに負けまいとして頑張ってる。東海岸の連中を見て「あいつらには負けたくないけども、あいつらと同じ格好してやるのはヨーロッパ風だから嫌だなあ」と反発を持ってる連中が沢山いるのがアメリカの西海岸ですよ。
この西海岸の連中を見て、「こいつらが世の中の中心で、これが世の中のパラダイスだ」と信じて疑わない連中が沢山住んでるのが日本です。小泉さんのことを悪く言うわけじゃないけども、あの人は横須賀出身の人ですよ。彼は典型的な日本人ですよ。アメリカと言えば、カルフォルニアからやってくる物質を沢山乗っけた船がやってくる、これがアメリカなんですよ。これが世界だと思い込んでるわけ。この日本がそうやって非常に世界を狭く誤解しているんですが、この日本は好きじゃないけども、日本と同じぐらい物が欲しいな、経済的豊かさが欲しい連中が沢山住んでいるのがこのアじゃで。だからそれが大体インドぐらいですね。パキスタンから向こうだともうそんな話は全くなくて、今のところ戦争ですから。パキスタンからユーゴスラビアまでは戦争。
ユーゴスラビアのところは丁度ヨーロッパ文明の最高峰と、戦争をしている最底辺、世界の一番ののりしろみたいになってるわけですよ、これはもの凄い文明の落差が。だから、ここのところでいつも戦争が絶えないですね、大体世界はそんな構造になってるんですよ。
この一番上のイギリスの連中が世界を見てて、最近はよう治めんわけですよ。世界が乱れて乱れてね、苦しみ困りきってる。その様子が今のフィナンシャル・タイムズで滲み出てるんですよ。そういう話を書いてある。
質問者:
この本を読むと、下手すると日本人は日経新聞しか情報がとれないとか、そういうふうに思い込んでしまっている方にとってはすごいいいです。フィナンシャル・タイムズを読む読まないは別として、今私たちの置かれている状況が如何に狭いところか、操作されているかということが良くわかります。
藤原さん:
やっぱり子供が見る世界と親の見る世界は違うじゃないですか。日本は子供としてイギリスは親みたいなものですから、やっぱり親はもっといろんなことを考えてますよ。子供以上の苦労を背負ってますよね。それで遺憾ともしがたくて悶々としてますよね。これがこけそうだから大きく動くんじゃないかなあと思うんです。こけそうだから、転がりそうだから、世の中大きく動くんじゃないかなあと思うんです。それをいい方に変えていかないといけないですから。
天皇陛下
質問者:
日本は天皇陛下さんが中心ですわね、すめらみことさんですから。最終的には世界を動かすのは天皇陛下様かなとチラツと聞いたことがあるんですが。
ありがとうございます:
その考えもね「過去の遺物」というぐらいの方がいいですね。それだけでは世界はついていかないですね。新しい考え方が生まれないとね。一人一人が主役になってみんなが平等に天皇陛下の資格があって、お互いに謙虚に譲り合って誰かが選ばれて天皇陛下の座に着く。それでみんなが感謝して協力して世界を平和にする、という考え方に戻ってこないとね。だから一人一人が主役になってきますよね。
本当のリーダーシップをとるのは神様ですよね。ただ、神様は押し付けてこないのでね、みんなが謙虚に「それに従う」という気持ちを起こした時に初めて力を添えてくるだけなんで。この世の人が上に立ってリーダーシップを取るというのは正反対なんですね。
日本人というのは特にそうですね、謙虚に謙虚に自分を捨てて捨てて、神様の意志に一瞬一瞬新たに従おうという気持ちが強くなってこないとね、そうすると本物がどんどん大きく降り注ぐんですよね。
我を取る
質問者:
自分の我を取るということは大変な勇気が要りまして、謙虚という、会社でも「自分の意見は正しいんだ」本当はわからんけどね、自分では正しいんだと思い込むこと自体が我でしょう、実際は。家庭でも「親父のことを聞け」と言うたら我ですからね。だから、なかなか謙虚がですねえ…。
質問者:
でも昨日藤原さん先生がおっしゃってた、若い子は勉強をしないから元々の日本人の地金を現してるって。それは本当に謙虚で素直な日本人という話と合ってきますね、今のお話。
ありがとうございます:
いいですよ、余計なものを詰め込まない方がね。
質問者:
最高学府を出た方がそうおっしゃるからね。世のお母さん、安心していいですよ。
質問者:
若い人は「切れる、切れる」ってね、あれは恐いですね、言霊から申し上げますと。
ありがとうございます:
そうですね。
質問者:
神様の方から情報が入ってくるもんですかね。
ありがとうございます:
いつも降り注いでるんです。
質問者:
新聞やラジオを何も聴かなくてもさ〜っと?
ありがとうございます:
そうです、滝のように降り注いでるんですo
質問者:
宇宙のことから、世界のことから、地球のことから、もうみんな達観して見ておられるわけ?
ありがとうございます:
「ありがとうございます」って受けるだけでしょうね。受けるのに忙しいんです。
無駄に殺さない
質問者:
ヒンズー教などは虫一匹・アリー匹殺したらねえ。本当はアリー匹殺したらいけないんですね。
ありがとうございます:
無駄に殺したらいけないね。無駄に殺さないというのがいいですよね。みんな生まれてきたからにはね、何かお役に立ってね、この世から卒業したらいいのね。まあ、いろんな害虫が迷惑をかけるとしたらね、マイナスの働きをするんでしょう、それだったらね迷惑掛けずにあの世へ行きたいですよね。(笑い)
プラスの働きまではいかなかってもね、迷惑をかけないだけでもいいですもんね。その時はそのお手伝いを。(笑い、成る程)
でも出来るだけ生かせるのがいいですね。例えば他で何かプラスの働きをしてくれるのなら、そこへ移してあげるとか。
質問者:
例えば、蚊とかハエがいるでしょう。これは上の神様は蚊やハエに変化してきた?様子を見に来た?
ありがとうございます:
あるんですよ。(笑い)例えばね、世界に一匹しかハエがいないとしたらね、もう最高の貴重価値がありますね、大事にしますよね。でもあまり多すぎたら邪魔になるんですよね。だから、必要なだけがいいですよね。
M:
ここは蚊はいますけど、ほとんどね、刺されないこともないらしいですけど、ほとんど刺されない。それは、モリアオガエルが一杯いるんですよ。
質問者:
天然記念物ですか。
ありがとうございます:
広島の方でしょう、ここは違います。
質問者:
蚊が刺すのは血が濁ってると、そういう血が蚊が好きなんだそうですね。血がさらさらで健康にきれいになると蚊は寄り付かないとか。(質問者:確かにアルコールを飲むと蚊がよく来る)美味しいんですってそういう血は油が入ってるとか。
ありがとうございます:
やっぱりアルコール抜きをしてくださる。(笑い)
質問者:
今の話から、自然淘汰のことをお聞きしたいんですけども。もの凄い数が増えて崖から落ちて集団自殺とか。それが神様が自然淘汰でするとか。
ありがとうございます:
無限の無限のチャンネルの中で、番組毎に全部ストーリーが決まりますよね。人口の数もー応番組毎に決まるんですね、この世も同じですね。時代時代で、人口がある程度‘これだけ’というのを一応ストリーを決めてきますよね。そうするといろんな生まれ方・死に方がありますね。必要なだけ、そういうふうに現れるんですね。
代理母
質問者:
代理母とかいうのはどうなんですかね。
ありがとうございます:
別に何が良い悪いはないですね、ぜんぶ必要があって生まれますからね。人間も陰陽に分かれて男と女に別れますけどね、両方を持った両性の時もありますし。半身、半獣というんですか、半分人間、半分獣という姿もとりますからね。いろんな表現を自由自在にとってきてますから、そのとき必要な姿をとって、言うたら、表現をしているだけなんですね。本当は、もう全てをプラスに見れた方がいいですね。
今の一瞬だけを如何に楽しむか
質問者:
‘別れる’というさっきの(笑い)は、プラスの表現というのは無いですね。
ありがとうございます
そうね「一瞬一瞬」という受け直しだと「一瞬だけ一緒になれた」という喜びの表現をすればいいですね、次また「一瞬だけ」というふうにね、一瞬だけを楽しめばいいですね。そうすると引っ掛かりが消えますよね。「今の一瞬しかない」と思えばね、ちょっとはプラスに受けやすいですね。それでそのプラスを大きくすると、一瞬一瞬の受け直しで幸せが大きくなっていくんですよね。でも、過去を掴むと、マイナスに引っかかったら特にずーつと過去のマイナスを積み重ねますもんね。今、大きいマイナスじゃないのに、過去を積み重ねたら大きいマイナスに見えますよね。それが嫌になってしまうのね。だから『今の一瞬だけを如何に楽しむか』というね、『如何にプラスを発見するか』というそれだけの勉強だと思うんですけど。
そしたらプラスが沢山見えるはずですよね、過去を放してしまえばね。 「このバカヤロウ」と言われてもねいいんですよね「バ」だけ聞けばいいんですよね(笑い)。「バカヤロウ」というのは、もう過去の話ね。今聞こえるのは「バ」だけなんよ、最初の一昔だけね。次も「バ」だけ。
質問者:
バババー(ありがとうございます:バがダブルだけです)
質問者:
一瞬一瞬というのはね、刹那的なものなんですよね。また次の素晴らしい瞬間とか、なんかそういう刹那的な生き方でもいいのかなあと。
ありがとうございます:
そうですよ、一瞬一瞬の変化を楽しむというのがね、バックが神様なんでね。『バックは神様』と認めないと「無限の無限の幸せが一杯」というふうにならないですね。バックを何も無くしてしまったら、今あるものだけで終りますから、変化したら幸せが消えて行くんですね。でもバックが神様だったら、新しい幸せをどんどん生み出してきますからね、変化ほど幸せが大きくなる。変化を楽しむようになって本物なんですね。
質問者:
その合間合間に訪れる寂蓼感とか孤独感とかありますでしょう。
ありがとうございます
無いですよ。それはもうー秒で受け直していったらね、忙しいでしょう。一万分の一秒になったらもっと忙しいですよねえ、もう「儚(はかな)い、虚(むな)しい」とか言ってる暇が無い。
質問者:
私たち人間は如何に鈍感ということですね。瞬間で生きれんもん。
藤原さん:
執われがね、ありますねえ。
「わび」と「さび」
Y:
いいですか、ありがとうございますの世界には、日本古来にある「わび」とか「さび」とかですね、風情とかあると思うんですけど。ありがとうございますの場合はどういう表現でそれを受け取られるのでしようか。
ありがとうございます:
二通りの意味があるでしょう、仏教の無常観のような「虚しい、儚い」とかね、やっぱりマイナスの世界に心を惹かれるという思いもありますよね。
でも、本当は神様の表現の変化を「心行くまで味わう」という意味だったらね、「わび」「さび」も無限の輝きがあるんだと思いますけどね。質素なさりげない姿の中にね、もう無限の変化を認めて行く」というのがいいんですよね。大きく変化を認めるほど、それも細かいとこまで行き届いて認めるほど輝きが増しますよね。 木の葉でも、一枚がスッと落ちるだけでもね、「そこに宇宙の動きが全部ある」というぐらいがいいですね。
Y:
今こういう質問をしましたのは、ありがとうございますの話を「神一元」という言葉の中に、いろんな思いの、文学なんかでは、そういうのを好んで表現する人がいるわけですけども。或いは、それが高じて自ら命を絶つという方が多いものですから。しかしそういうものも私たち人間には一部必要なものだと思いますし。かといって、それが、じゃあ神様と無関係なものかというと、要するに感謝とは無関係なものかというと、そうではないということをちょっとお聞きしたかったんです。
ありがとうございます:
常にバックに神様を置けばね、全て生きてくる、輝いてくるのね。神様を認めるかどうかだと思うんですけど。(ありがとうございます)ありがとうございます。
環境
質問者:
私は今環境の方を担当しているんですけども、自治体の職員なんですけども。これからの地球の環境はどういうふうにするかということと。この仕事の中でどういうふうな展開をすればいいのかということをお聞きしたいのです。
藤原さん:
じゃあ、先ず私の方から。環境というのも、我々は地球に対して優しくなければいけないというふうに言いますけども、地球の力ってもの凄く大きいとおもうんですよね、私。
みなさんは神社なんかへ行くと、つくばい(手水鉢)で手を洗うじゃないですか、穢れたものを祓いますよね。
火にかけてて火が燃えすぎたら水をかけて消すじゃないですか。今ヨーロッパで起きてる大洪水なんかはその典型だと思うんですね。火を焚いて暑くなりすぎる、一番いいのは人間の世界に水を入れちゃって、火は消えますよね。車のエンジンも止まるし、工場も止まるし、発電所も止まるし、家庭のコンロも止まるし。
洪水って我々は言いますけど、水入れちやえば火は消えますよね、すると地球はもう暑くないですよね。だから、地球は狂ってないと思うんですよ。地球は決して狂ってなくて・非常に上手に自浄作用をやってる。地球は大抵のことは元へ戻してくれると思うんですね。元へ戻せない限度を超えたらどうですかって、人間が心配するけどね、人間の心配はあまり必要なくて、その場合は地球が先に人間を諌めてくれますよ、そうなったってね。むしろ、我々はそういう力がいつもあるから、逆に言うと、「この程産まではいいだろう」と考えない方がいいと思うんですね。
「この程度なら大丈夫だから、やりたいことをやってみようJというふうにはあまり考えない方が良くて、根本的にそういうい矛盾を解決するように一つやっていくべきだと思うのが一つですね。地球温暖化というような今回の、今はヨーロッパだけじゃなくてアジアも含めてもの凄い洪水になってるんですね。天災の中でももっとも酷いものの一つがこの水害ですから、これはやっぱり真面目に考えなきやいけない、火を焚きすぎているわけですね。
でも、ニつ目にもう一つの考え方があって、ありとあらゆるものは、その役に立つためにあるわけですよ。だからエンジンは「これは人間に害を与えるだけだから」とか、「火は人間に害するだけだ」と思ったら、それはまた大間違いなんですね。やっぱり役割があるからちやんとあるわけでありまして。そう考えてくると現実的には程ほどにみんな使いながら、警告の出たところはなるべくその警告を早目に受け取って、軌道修正していくというのが正しいやり方だと思うんですね。大きな警告が出れば出るほど真面目に受け取って、それは正さなきゃいけないわけですよ。そんな感じで考えていけばよくて、環境の問題というのも、私はやつぱりこの「火の文化の問題」がここまで来た以上、少しライフスタイルの根本を見直すべきだと思いますね、火を使いすぎてますね、ちょっとね。それが確かに不便になることがあるかもしれないけれど。ある時は不便かも知れないけども、それで持続的な世の中になるのであれば、それはいいんじゃないでしょうかね。そんなふうに私は考えていますけど。
質問者:
それでは、ぼちぼち状況を見ながら対応をしていけばいいということですか。
藤原さん:
ぼちぼちの状況を見る感性が非常に大事です。気付かないことが多いんですよ。例えばBSE(狂牛病)、「あれは関係ありません」と言って知らん顔をした人が多いじゃないですか。やっぱりあれだけの問題は大変な事件ですよね。これも自分が感じるかどうかですよね。フトなんか靴を履こうとしてプチツと靴紐が切れたと、これは大変な予兆だと昔から言ったりするじゃないですか、そんなようなもので。
時々の対処という時に問題を認識してから対処が生まれるわけで、認識する感性がどこまであるかなんですよね。そこはやっばり感性を磨いていかなきゃいけないところだろうと私は思います。でも、そういうことを言ったら、相当今変えるべきものがあると思うんですよね。もう、感性で行つたら、変えた方がいいのが結構多いですから。個別に変えて行ったら間に合わないところが多いですから。金融なんかも含めてね、システムを一回入れ替えた方がいいなという気がするんですね。そのマネージメントのシステムをこの辺で入れ替えないと、益々世の中の光が蔭っていっちやうなあという感じが私はしていますね。
質問者:
ISOの14000の環境マネージメントシステムがありますね、あのシステムそのものはあの形でいいんでしょうか。
藤原さん:
一つの基準ですからね、基準を守るための方法論ですから、全く何にも無いでやっているよりは、ああいう基準があった方が確かに安心感は出ると思うんですね。ただ、あれで環境が守れるかというと、それはよくわかんないところがありますね。取り組むのはいいけども、まあ、一里塚みたいに思っておいたらいいんじゃないでしょうか。その基準の決め方のところに、ヨーロッパの思惑とかアメリカの思惑とかがいろいろ入ってきますから。非常に自分勝手なものの考え方が一部入っているところもありますからね、それはいなめないんで、情けない話ですけども。まあ、組織として環境に取り組む時に、ISOから入るというのは一つのやり方だと思いますよ。悪くないんじゃないかと思うんですね。
環境、或いはリサイクルで今一番問題になってるのが人間ですよね。就職できなくなっちやた人、失業した人のリサイクルですよね、言葉は悪いけれど、究極、今そこまで来ていますよね。 廃材の心配をしているより、もっと大きな心配をしなきゃなんない部分があるんじゃないかという気が私はしますけど。
息子に任せる
質問者:
今就職活動をする息子がいるんですけど。もう資本主義が破綻しているんだったらどうしたらいいのかというのがね。
藤原さん:
息子さんに任せたらいいと思います。息子さんがやりたいと何か一つ行った場所だったら、その分野の一番のところへ連れて行って見せてあげるのが一番いいと思います。
音楽家になりたいんだったら、ちょっと無理しててもー流のミュージシャンの楽屋へ連れて行ってあげることですよ。練習場へ連れて行ってあげることですよ。或いはそれが出来なきゃ講演会へ行かせて上げることですよ。
農業をやりたいと言ったら、本当のみんなから尊敬されているすごい農業者のところに一日か二日連れて行って、ぴったりくっつけて仕事を見せてあげることですよ。そういうことがいいと思います。
質問者:
何がやりたいということな無いんです。
藤原さん:
そういう内は悩ませておいたらいいと思います。いろんなことを知るチャンスを与えてあげたらいいと思いますよ。なるべく一流のものを見せてあげるのがいいと思います、若いうちは。
最近、私も大学へ行ってますからね、よく相談を受けるんですけども。今の人はね、価値観が合わないと働かないですよ、ええ。だから、結構仕事も出来そうな成績のいい人でも、「今年就職しません」という人が結構多いですよ、「なんで」「いやあ、働きたい会社が無いから」フリーターとかなんか派遣でやっているんですよ。つまり魂は売りたくないというんですよ。金で魂は売りたくないってはっきり言ってます、今の若い人は、しっかりしてますよ。だからね、企業経営者の方がついていけないんですよ、企業経営者がちゃんとビジョンを出して、そのビジョン通りに会社を運営しているかどうかなんですよ。ビジョンを言うのは簡単なんだけど、人をひきつけるビジョンをロから出任せをいうのは簡単なんだけど、本当にその通りに運営していなきゃ2・3ヶ月で辞めますからね。それが組織の隅々まで徹底していないと、どうしようもない。
だからね、私はやっぱりね、経営者の問題だと思うんです、日本経済もね。一にも二にも経営者の問題だと思いますよ。
精神病になるのは
質問者:
だけど、あっちへ行って間に合わん、こっちへ行っても間に合わんというたら、本人はノイローゼになって精神病にならんかね。
藤原さん:
むしろ反対です、精神病になるのは会社の中に入っている人の方。今ね、大蔵省なんかでもキャリア組で何人も精神病院へ長期入院しているんですよ、ええ。組織に中にいるほど今狂いやすいんです。だから、息子を狂わせたくないと思ったら就職させない方がいいです。(笑い)それぐらい、今の企業というのは中身が酷いものが多いんです。
質問者:
娘が今一流企業にいてるんですよ。すごい人気の企業で傍から見たら人がうらやむ企業にいてて、給料はいいし休みは取りやすいし。それで辞めたいって言ってる。娘に任せときゃいいんですね。
藤原さん:
そう思いますよ。辞めるなと言ったって、もっと本人はうつ向きになっちやって、ろくなことはないですから。今の若い人はたくましいですから、食うぐらいなんとかなりますって。(不安で不安で)大丈夫です。
M:
先生の言われる、その世界の分野のトップの方というのと、それ以下の方とはぜんぜん違いますね。
藤原さん:
ぜんぜん速います。一番とぜんぜん違うんですよ、理想に生きているんですよ。二番は一番に負けまいとして生きてますから、ぜんぜん違います、根本的に違うんです。特に若い人はそういうところを見てきますと、非常に刺激が多いですから、得るものが多いですから、なるべくそういう経験を若いうちにさせてあげた方がいいと思いますよ。親が出来るのはせいぜいそこまでだと思いますよ。
M:
喫茶店とかああいうところで、ものすごくいい方が一杯いますね、今ね。
藤原さん:
います、だから問題は個人としての良さを活かす組織がない。組鰍こなった途端に個人をぜんぶ抑圧するように動いているところが、あまりにも今多すぎる。
このチャンスで善くするんだ
質問者:
ちょっとお聞きしますけども。最近は病院で手術ミスをしますね、あれはどう見られます。
藤原さん:
いや、昔からやってた手術ミスですよ。バレ始めたということです。(笑い)昔からですよ。
質問者:
やっぱり内部告発なんかはあるんですかね。
藤原さん:
それは沢山あるじゃないですか。
質問者:
昔は言わなかったですもんね、組織を守るためにね。噴出してますね。
藤原さん:
そんなのばっかりですよね、癌細胞みたいな、どんどんどんどん壊れていっちゃう。
質問者:
経済は水面下でもかなり恐慌を迎えているとお話ですよね。
藤原さん:
水面下は空洞化しちゃってますわね。この半年ぐらいが大きな山場でしょう、経済はね。
M:
破れたらいい目が出ますか。
藤原さん:
さっきの先生のお話みたいに、「変化を楽しむ」ということでないと、駄目ですよね。変化をじっくり楽しませていただかないと。本当に心からそういうふうに思っていかないと。だから、「このチャンスで善くするんだ」という思いを持ってないと駄目ですよ。
質問者:
人生にはすべて波がありますね。今、そこですわね。その後は上がって行きますよね。
藤原さん:
ただ、上がって行く時に同じ場所には上がらない。同じ人が先頭には立ってないんです、そこがポイントですね。同じやり方では上にあがれない。
質問者:我々年寄り組は下げと。
藤原さん:
いや、それは全く違うんです。これね、私はこの仕事をして感じるんですけども、変化を楽しめる人は、若い人にも年配の人にもどっちにもいます、しかし、変化を嫌う人は若い人にも非常に多いんです。あまり年齢は関係ないです。
質問者:
精神が若けりやいいんだ。
藤原さん:
変化に対してたくましい人というのは、年齢を問わずいますよ。あんまり年齢は関係ないよね。
質問者:
さっきの娘なんですが、何千倍の競争率で奇跡的にそこにボンと入った、奇跡的な出来事になんか役割があるんじゃないかと思ってしまって。そこになんかあなたの役割があるんじゃないのと思うんですけど。
藤原さん:
なんか私が入った東大みたいなものですね。否定するために入ったのかも知れないし、否定しているわけじゃないですけど私は別に。そんな命懸けでやるようなものではないよとは言えますわ。
質問者:
例えば悪い運命を変えるということは難しいですね。
ありがとうございます:
これは形を変える必要はないですよね。自分の受け方を変えたらぜんぶプラスの変わりますし、それで必要だったら形は後でついてきますから。形の方は後から自分に合わせてついてくるんです。形の奴隷にならない方がいいですね。
ありがとうございます
0.1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.32.33.34.35.36.37.38.39.
40.41.42.43.44.45.46.47.48.49.50.51.52.53.54.55.56.57.58.59.60.61.62.63.64.65.66.67.68.69.70.71.72.73.74.75.76.77.78.79.
80.81.82.83.84.85.86.87.88.89.90.91.92.93.94.95.96.97.98.99.100.101.102.103.104.105.106.107.108.109.110.112.113.114.115.
116.117.118.119.110.111.112.113.114.115.116.117.118.119.120.121.122.123.124.125.126.127.128.129.130.131.132.133.134.135
.136.137.138.139.140.141142.143.144.145.146147.148.149.150.151.152.153.154.155.156.157.158.159.160.161.162.163.164.165.166.167