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永遠の命題=人生の真(まこと)の正しい目的


 人生の真(まこと)の正しい目的とは何か? これは人にとって永遠の命題です。無限の種々様々な目的の中から、しっかりと選び出さないと、真(まこと)の正しい目的は見出せないのです。




 真(まこと)の・正しい・本物は、常に神さまの中に在るのです。だから神さまの目的を自分の目的とするときに、正しい人生の目的が定まるのです。神さまと共に歩む人生が、一番幸せな人生なのです。




 神さまの宇宙創造の働きは常に螺旋状に進むのです。正しい目的に向かっての最短コースとは、常に螺旋状に進む道です。




 思いの心は常に神さまの御心とは正反対に進もうとするのです。だから思いの心を生きる者に対しての神さまの導きは、常に方便の教えです。少しでも正しい方向へ向きを変える為に、少しずつ虚像を示しながら嘘を並べ立てて導いているのです。感謝の心を生きる者に対しては、真理を真実の教えを説いて導くのです。神さまの教え・導きは、人生航路における羅針盤の働きをするのです。自分勝手な独りよがりの歩み方は、神さまの御心とは反対の間違った方向へ進もうとするのです。一瞬一瞬の軌道修正が無ければ、常に最短コースから遠ざかっているのです。




 業想念で一杯の荒れ狂う人生航路を歩むときには、間断なく荒波や暴風によって方向を変えられてしまうのです。だから一瞬一瞬の軌道修正が必要なのです。それでなければ業想念の世界から脱出することも不可能なのです。渦巻く濁流に翻弄されている木の葉のような状態に陥ったら、他力に縋る以外に救われる道は無いのです。思いの世界を抜け出たら、波の静かな順風の世界です。ここでは方向を定めたら真っ直ぐに進むことができるのです。しかし神さまの示す最短コースは、常に螺旋状に進む道なのです。惰性に流され、真っ直ぐに進んでいたら、最短コースから遠ざかってゆくのです。ここでも一瞬一瞬の軌道修正が必要なのです。




 神さまの導きは、感謝一筋の生き方になれば、必ず与えられるのです。神さまの導きに絶対帰一・絶対随順・絶対奉仕することが、最短コースを歩む為の必須条件です。一瞬一瞬新たに新たに、神さまの導きを受け直して歩むことが必要なのです。神さまの導き・羅針盤が無かったら、正しい目的地に到達することは、永遠に不可能なのです。




 正しい目的地とは、最高の悟りの境地です。絶対の愛を生きる天照大御神としての自分です。過去に囚われ、惰性に流され、自分中心の、頑固な生き方は、常に正しい目的から遠ざかっているのです。一瞬一瞬新たに新たに、天照大御神さまに絶対感謝を捧げ、恩返しの絶対奉仕に生きる時のみが、ピッタリと神さまに寄り添って、正しい最短コースの道を、神さまと共に歩んでいるのです。