ありがとうございます 神書 8-24

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過去に積み重ねた借り(思い)は、無限に大きい


 感謝を忘れ、恩返しを忘れた時から、古い心・思いの心が積み重ねられてゆくのです。過去に積み重ねた思いは、無限に大きいものです。感謝を忘れたら、神さまからの新しいプレゼントを受け損なうのです。恩返しを忘れたら、神さまに思いを消し去ってもらえないのです。古いものと新しいものとの交換ができないから、必要なものも手に入らなくなるのです。過去を掴む思いの心は、必然的に求める心になるのは、自然の道理です。求める心は、思い通りにならない、七難八苦の心に陥ってゆくのです。七難八苦から解放される為には、すべての思いを消し切らなければならないのです。




 神さまからの直接の助けは、どれだけ受けても、思いはくっついて来ないのです。人からの助けには、思いが一緒にくっついて来るのです。他人からの助けを受けて喜んでいたら、思いを一杯背負うことになるのです。他人を助けて喜んでいたら、思いは軽減されてゆくのです。他人からのどんな助けも、借り即ち思いとなって、心に蓄積されてゆくのです。借りは利息が付いて殖え続けるのです。早く返済しなければ、どんどん大きくなるのです。心に思いがどんどん蓄積すると、黒雲のような心になるのです。それが七難八苦の心です。




 過去に積み重ねた借り(思い)は、無限に大きいものです。死に物狂いで働いても、その利息すら返せないのです。どうすれば救われるのか? 借金返しの低い番組から、恩返しの高い番組へ、番組を変えてゆくことです。恩返しに生きようとすれば、神さまの護りが大きくなるのです。同じように働いていても、借金返しの為に働くのと、恩返しの為に働くのとでは、雲泥の違いが生ずるのです。恩返しの為だけに働き続けたら、神さまの助けを受けて、借り(思い)はどんどん消えてゆくのです。




 更には借り(思い)の無い自分になる為の一番の方法は、神さまのお手伝いに生きることです。この生命を神さまの御用にお使い下さいと投げ出すことです。神さまの御用に使ってもらえたら、大きく徳(貯金)を積むことができるのです。徳(貯金)も利息が付いて、どんどん大きく殖え続けるのです。そして借り(思い)を大きく消し去ってくれるのです。神さまの願いを生き、神さまの手足となって、粉骨砕身して働くことです。




 神さまの御用に使ってもらえたら、内から感謝の心が湧き上がって来るのです。湧き上がって来る感謝が、真(まこと)の感謝です。神さまへの絶対奉仕に生きる時に、真(まこと)の感謝が湧き上がって来るのです。絶対奉仕に生きる時に、感謝は本物に成るのです。思い(求める心)の感謝は、真(まこと)の感謝では無いのです。絶対奉仕(与える心)の感謝が、真(まこと)の感謝です。我欲の心・我の願いを捨て切らないと、神さまの御用には使ってもらえないのです。