ありがとうございます 神書 7-9

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業想念の心を消し去って本心の心を引き出す


 神さまに自分のすべてを捧げ尽くしてゆくことによって、古い自分(業想念の心)が消し去られて、新しい自分(本心の自分)に置き代わって来るのです。過去(現実)の自分を消し去らない限りは、新しい本心の自分は出て来れないのです。過去(現実)の自分に執着して、古い自分を蓄積すればするほど、新しい自分(本心の自分)は遠くなるのです。神さま・本心の自分を遠ざけてしまった根本原因は、過去(現実)に執着して、古いものを心に一杯蓄積してしまったからです。浮かび出てくる過去(現実)の自分のすべてを、神さまに捧げ尽くしてゆくことによって、古い自分を消し去って貰えるのです。古い自分さえ消え去れば、新しい自分(本心の自分)は自然に現れて来るのです。




 過去(現実)に執着すれば、業想念の心の雲が生じるのです。過去(現実)に執着すればするほど、業想念の心の雲は厚くなり、黒雲となって、神さま(太陽)の光を遮ることになるのです。業想念の心の黒雲は、自壊作用を起こして、七難八苦の嵐となって消え去るのです。過去(現実)に執着する人の生き方には、この七難八苦の嵐が、永遠に付き纏うことになるのです。業想念の心(七難八苦)から自由になる為には、常に神さまへの感謝を深くして、神さまの光を沢山受けることです。そうすれば太陽の前の霜のように、業想念の心は雲散霧消してしまうのです。神さまの光を沢山受ける秘訣は、神さまへの絶対奉仕に生きることなのです。




 業想念の心を残したままで、神さまの助けを受けようとするのは、御利益信仰の間違った生き方です。神さまの光を受けて、業想念の心の黒雲を白雲に変えることができても、業想念の心の雲を消し去ったのでは無いのです。業想念の心の雲を消し去らない限りは、本心の心(光)に戻ることはできないのです。正しい信仰の目的は、本心開発なのです。業想念の心を消し去って、本心の心を引き出すことなのです。神さまへの絶対奉仕・至忠至孝至悌の生き方は、過去(現実)の自分のすべてを、神さまに捧げ尽くすのです。そうすれば業想念の心を消し去り、本心の心を大きく輝かして貰えるのです。本心の心が大きく輝けば、常に新たなる全徳の無限の無限の輝きで一杯!に成るのです。





 業想念の心を一杯蓄積すれば、神さまの存在が判らなくなるのです。空一杯に黒雲が覆い尽くせば、太陽の光が届かなくなって、太陽の存在が判らなくなるのと同じです。業想念の心の厚い人ほど、自分を捧げ尽くして、神さまに奉仕する必要があるのです。ところが実際は逆になるのです。業想念の心の厚い人ほど、神さまへの奉仕を忘れて、益々業想念の心を厚くしてゆくのです。日々瞬々神さまへの絶対奉仕に生きることによってのみ、業想念の心は速やかに消し去って貰えるのです。