ありがとうございます 神書 7-52

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真の勝利とは業想念の自分に打ち勝つこと


 真(まこと)の勝利とは、本心の自分が業想念の自分に打ち勝つことです。そして天の自分(神なる自分・霊なる自分)が、地の自分(魂の自分・肉体の自分)を、自在に使いこなせるようになれば、真(まこと)の勝者と言えるのです。本心の心を輝かせて、業想念の心(五欲・煩悩)を消し去ってゆくことが、真(まこと)の勝利への道なのです。本物の自分が偽物の自分に打ち勝てば、真(まこと)の勝利感を味わえるのです。業想念の心(五欲)をどんなに満足させても、真(まこと)の勝利感は決して味わうことはできないのです。反対に五欲を満足させればさせるほど、常に敗北感が付きまとうものです。五欲をどんなに満足させても、本当の自分(本心の自分)は、決して納得しないからなのです。




 業想念の心の一種である、修羅の心(競争心・闘争心)は、他を打ち負かして、勝利を手にしようとするのです。しかしながら例え勝利を手にしても、その喜びは儚い・虚しいものなのです。勝っても勝っても、本当の勝利の喜びは、湧いて来ないのです。勝ちたいという思いがエスカレートするだけで、勝てば勝ったで、また打ち負かされる時が、必ずやって来るのです。因縁因果の法則によって、必ず自業自得の結末を迎えることになるのです。




 本心の自分にとっては、最初から一切の敵は無いのです。業想念の心ですら、本心の自分を引き出し、輝かせる為の、良き協力者なのです。本心の自分をしっかりと生きていたら、常に常勝不敗なのです。本心の自分は、業想念の心に、決して負けることは無いからです。光は必ず闇に勝つのです。本心の自分は、必ず業想念の心に勝つのです。ただその為には本心の自分を、常に前向きに・積極的に、しっかりと生きることだけが必要なのです。外界に敵を認めるのは、業想念の心なのです。自分自身か修羅の心を消し去れば、敵対心・闘争心・競争心は存在しなくなるのです。そうなれば外界には、一切の敵は存在しないのです。




 神さまの御心を生きれば、常に常勝不敗・無敵なのです。宇宙のすべては、本心の自分を輝かせる為の、良き協力者なのです。最初から最後まで、神さまの愛の現れなのです。本心の自分は、すべての本心と交流できるのです。業想念の自分は、すべての業想念と交流することになるのです。本心と本心の交流になれば、いのち・光・プラスが交流され、融合一体化して、本心の自分は大きく大きく輝くのです。そうなれば宇宙のすべてに対して、ただただ無限の感謝と無限の報恩の心が、湧き上がるだけなのです。自分が自分に勝てば、本心の自分をしっかりと生きて、人生の勝利者に成るのです。自分が自分に負ければ、業想念の奴隷に陥って、人生の敗者に成るのです。