ありがとうございます 神書 7-44

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心をプラスに変化させるにはどうするか


 人は常に自分の心を外界に投影して、その表現を味わっているのです。本心の心を輝かせている人は、そのプラスの表現を常に楽しめるのです。業想念の心の奴隷になっている人は、そのマイナスの表現が嫌になって、逃げ惑うことが多いのです。しかし外界は自分自身の心の表現なのです。自分自身の心をプラスに変化させない限りは、外界のマイナスはプラスに変化しないのです。プラスの表現を楽しみたいのであれば、自分自身の心をプラスにプラスに、変化させてゆくことが必要なのです。マイナスの表現から逃げ惑うだけでは、心をプラスに変化させることはできないのです。どうすれば心をプラスに変化させることができるか、その方法を自分自身の手で見出すことが大事なのです。とことん苦労に苦労を重ねて、手に入れたものであれば、決して粗末に捨て去ることは無いからです。人から安易に教えられたものは、自分自身の身に付き難いものなのです。




 心をプラスに高め上げてゆく為には、真剣さが必要なのです。本心の自分(真剣さ)を引き出して来なければ、不可能なのです。車を運転して、山の頂上を目指すのと同じなのです。神さまの御心(無限の無限のプラス)(山頂)を目指して、坂を登る為には、全力を出す(エンジンを全開にする)ことが必要です。不完全燃焼やエンジン半開状態では、登れないのです。




 過去に業想念の心を生きて来たということは、車の惰性(惰力)は下方(マイナス)へ向いているのです。その惰性を止めるだけでも、大きなプラスの力が必要なのです。エンジンブレーキを効かせ、フットブレーキを踏み続けても、止まらないだけのスピードが出ていたら、お手上げです。しかし業想念の心の生き方に、ストップをかけたいと、本当に真剣に願えば、守護の神霊が助けて下さるのです。業想念の心を捨てて、本心の心を生きようと真剣になれば、必ず心の方向をマイナスからプラスへと、転換することができるのです。後は本心の心を真剣に生き切るだけです。業想念の心(七難八苦)がどんなに湧き出て来ても、それに倍する本心の心を生き続けたら、必ず心をプラスに高め上げてゆけるのです。




 自分の心がマイナスに陥った本当の原因は、本心の心を真剣に生きて来なかったということなのです。業想念(過去の惰性)に任せて、本心の無限力を発揮して来なかったということなのです。ハンドル操作もせず、ブレーキも踏まず、車の惰性のままに、坂道を下って来たようなものです。自分自身の運命(車の行く先)は、自分が決めなければならないのです。惰性に任せて、地獄に転落するか、全力を出して、極楽に到達するか、他人任せでは駄目なのです。何でも他人任せにしたり、他人の所為にする人は、業想念(惰性)に任せて、地獄への坂道を転がり落ちていることになるのです。