ありがとうございます 神書 7-40

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本心開発とは自己内在の無限力を発揮すること


 本心開発を願うならば、甘えは禁物です。甘えの心は、業想念の心なのです。甘えの心を生きていては、業想念を大きく積み重ねるだけです。甘えの心は、御利益信仰に陥るのです。他の助けを受けて喜んでいるのは、業想念の心なのです。不労所得の大きな業想念を背負い、いずれは七難八苦の嵐に見舞われ、地獄のどん底に落ちてゆくことになるのです。不労所得とは、お金だけでは無いのです。物も他からの助けも、自分が働かないで得たものは、すべて不労所得なのです。





 神さまに『いのち』を捧げて、奉仕に生きるのであれば、与えられる一切を感謝で受けて、最大限に活かして使えば、業想念を背負うことは無いのです。しかし未だ、神さまに『いのち』を捧げて、奉仕に生きる覚悟が無いのであれば、自分の生活は自分自身の働きで賄うことが必要です。余計な借りを積み重ねたら、本心開発から遠ざかることになるのです。甘えの心が益々増大して、本心の力が出なくなってしまうのです。




 本心開発とは、他の一切(お金・物・人)に頼らないで、自己内在の無限力を発揮してゆくことです。本当の神さまの助けというのは、外から与えられるのでは無く、内から湧き出て来るのです。本心の無限力として、内から湧き上がり、すべての問題を解決する力として、与えられるものなのです。〇の状態から・マイナスの状態から、本心の無限力を発揮して、立ち上がった時に、神さまの助けを受けたことになるのです。




 神さまに『いのち』を捧げ尽くして、奉仕に生きるのは、本心の自分を引き出し、大きく輝かせていただく為です。神さまの為に、粉骨砕身し、身を粉にして働くのは、自我の心を消し去っていただく為です。本心の自分の生き方は、常に徹底して、神さまだけを相手に生きるのです。すべてを神さまから受けては、すべてを神さまにお返しするのです。徹底した神さまとの交流によって、神さまの御心を現実化してゆくのです。




 人や物を相手に生きるのは、業想念の心の生き方です。神さまや『いのち』を相手に生きるようにならなければ、本心の自分を忘れていることになるのです。本心の自分を生きてこそ、本心は輝いて来るのです。本心の無限力は、使えば使うほど、大きく湧き出て来るのです。本心の自覚を深め、本心を輝かせる為には、本心の無限力を発揮する、場を与えることが必要なのです。だから何にでも挑戦して、何でもできる自分になることが、本心開発に役立つのです。常に全体に心を配って、必要なことを順番に、全責任をもって、自分自身が率先して、果たしてゆくということが大事なのです。成すべき必要なことは、無限に在るのです。自分自身の本心開発は、自分自身が全力を発揮してこそ、速くなって来るのです。甘えて・怠けていては、本心開発は後退してゆくことになるのです。