ありがとうございます 神書 7-36

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業想念の心とは現れに執着し過去を掴む心


 本当の幸せ・喜び・安らぎは、本心の自覚を深めることによってのみ得られるのです。自我の心・業想念の心のままでは、永遠に得ることは不可能なのです。業想念の心から本心の心へと、自覚の置き換えが必要なのです。業想念の心とは、現れに執着し、過去を掴む心です。マイナスに執着し、マイナスを掴む心です。本心の心とは、神さまの最高表現を、新たに新たに感受する心です。プラスのみを、一瞬一瞬新たに新たに、受け直す心です。




 業想念の心を自分と思い定めたら、業想念の心を生きることになるのです。本心の心を自分と思い定めたら、本心の心を生きることになるのです。自分自身が自分の自由意志で、どちらの心を自分と思い定めるかが、最も大事な分岐点になるのです。自分の心の中が、九九パーセントの業想念と一パーセントの本心であっても、一パーセントの本心を選べば、本心の自分を生きることになるのです。逆に自分の心の中が、一パーセントの業想念と九九パーセントの本心であっても、一パーセントの業想念を選べば、業想念の自分を生きることになるのです。




 業想念の心は、マイナスの交流をして、マイナスを殖やし続けるのです。本心の心は、プラスの交流をして、プラスを殖やし続けるのです。業想念の心は、未熟な過去の表現を相手にして、マイナスを多く吸収し続けるのです。本心の心は、神さまの最高表現を相手にして、プラスを多く吸収し続けるのです。交流というのは、自分のすべてを相手に与え尽くして、相手のすべてを受け尽くすことなのです。そして双方が融合一体化してゆくのです。本心開発(本心を自覚し、無限に無限に輝かす)を願う者は、神さま(無限の無限のプラス)との交流を密にしてゆくことが大事なのです。マイナスを相手にマイナスの交流をしていては、マイナスが増え続けるだけです。本心の自分に戻るどころか、本心の自分から遠ざかることになるのです。




本心開発を目指して、神さまとの交流を願うならば、自分のすべてを捧げ尽くして、神さまへの絶対奉仕に生きる、一大決意と覚悟が必要なのです。自分が他に対して、プラスを与えていると思うのは、高慢な業想念の心なのです。本心の自分を生きる者は、謙虚に謙虚になって、すべて神さまが、自分を通して、他にプラスを与えて下さるのだと気付くのです。だからこそ神さまとの交流を密にして、神さまの助けを大きく受けようとするのです。みんなを幸せにする為には、先ず神さまとの一体化を、真剣に願わなければならないのです。神さまへの絶対奉仕とは、神さまの御心を現実化する為に、神さまの御心を察知して、どんな辛い困難なことでも、一切の報いを求めないで、喜んで喜んで、全力を尽くして働くことです。そうすれば神さまは、自分のすべてを引き受けて、マイナスをプラスに置き換えて下さるのです。神さまへの全託が、神さまの助けを受ける秘訣です。