ありがとうございます 神書 7-26

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必要なものは豊かに流れ入って来る


 自然に与えられる無償のものを、感謝の心で受けるのが善いのです。自分の方から求める心を起こして、借り(借金)を作るのは間違っているのです。借り(借金)を作ってまで、贅沢(安楽)を求めるのは、求める心の最たるものです。求める心を起こすということは、宇宙の繁栄道の順流の流れに逆らうことになるのです。お互いに与え合うことによって、極楽を生み出すのが、宇宙の繁栄道です。お互いに求める心を起こせば、必ず地獄を生み出すことになるのです。




 宇宙絶対神は、新たなる全徳の無限の無限の輝きを、報いを求めずに与え続けているのです。その順流の流れに従えば、即ち報い求めずに与え続ければ、その虚を埋めるように、必要なものは豊かに流れ入って来るのです。お風呂で湯を押し出せば、周りからその虚を埋めるように、湯は自分の方に流れ入って来るのと同じ原理です。それを逆にして、湯を自分の方に取り込めば、自分の周りの湯は逃げてしまうのです。与える心を生きる者は、周りから・全体から・神さまからの愛を、ひしひしと感じ取ることができるのです。求める心を生きる者は、周りの・全体の・神さまの愛に逃げられて、孤独地獄に陥るのです。




 苦労を先にしてこそ、後に幸せの花が咲き、実を結ぶのです。若い時の苦労は、買ってでもしておくのが、幸せへの道なのです。質素に生きて、貯蓄すれば、利息の分だけ、余裕が生まれるのです。贅沢して、借金すれば、利息の分だけ、苦労が大きくなるのです。ねずみ講のような生き方は、必ず行き詰まるのです。自分だけが甘い汁を吸って、肥え太っても、癌細胞が大きくなっただけで、全体を破壊し、自分も滅亡するのです。幾ら太く短く生きるのだとは言っても、間違った生き方をすれば、因縁因果の法則によって裁かれ、高利の利息を付けて借金返しをさせられるのです。




 不労所得の泡銭を手にして喜んでいるのは、それが高利の借金であることに気付かない大馬鹿者なのです。土地の値上がりを画策して、その甘い汁を吸った銀行等は、ねずみ講と同じことをしたのであって、自滅するしか無いのです。会社の経営も、借金が多ければ、暴利を貪るようになるのです。自分の票集めの為に、国債(借金)を発行してまで、それが高利の借金になることを隠して、甘い利益を提供してきた、国会議員の罪は重いのです。国から提供される利益は、みんな自分自身の高利の借金になることを、念押しすべきなのです。政治家の間違った政策によって、小さな時から必要以上に贅沢させられて、後でその高利の借金返しをさせられたら、踏んだり蹴ったりの仕打ちです。贅沢に慣れたら、生活程度を下げることは、大きな苦痛なのです。更にその上にその高利の借金返しに追われるとしたら、どうして幸せな人生を送ることができるのでしょうか。