ありがとうございます 神書 7-20

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心のマイナスを消し去る為の一番の方法


 環境は心の鏡です。自分の見ている世界は、自分の心を写し出す鏡です。自分の世界にマイナスがあれば、自分の心にマイナスがあるということを、教えてくれているのです。マイナスというのは、プラスの無い状態のことです。神さまの御心の現れていない状態がマイナスです。心のマイナスというのは、神さまの御心・本心の輝いていない状態です。自分の心のマイナスは、神さまの御心を受け入れることによってのみ、プラスに置き代わるのです。自分の心のマイナスを知るだけでは、マイナスを言葉にするだけでは、心のマイナスは殖える一方なのです。心のマイナスを少なくし、マイナスをプラスに変える為には、プラスの言葉を駆使して、神さまの御心を受け入れることが必要なのです。自分の世界に見えている、どんなマイナスをも、プラスに見直して、プラスとして受け入れることが大切なのです。すべてをプラス一元に仰ぎ見て、神さまの御心を受け入れることです。




 自分の見ている世界は、自分だけの世界なのです。自分の世界のどんなマイナスも、自分の心のマイナスなのです。他の人の見ている世界は、他の人だけの世界なのです。だから他の人のマイナスを責め裁いても、自分で自分の傷口を集中攻撃していることになるのです。それでは自分の心のマイナスは、大きくなる一方です。鏡に写し出された姿は、自分の心の姿なのです。鏡に向かって投げかけた言葉は、跳ね返ってそのまま、自分の心に返って来るのです。




 自分の環境・世界にマイナスを見せられても、それが自分の心のマイナスなのだと気付かなければ、いつまでもそのマイナスは消えないのです。自分自身のマイナスなのだと気付けば、祈りによって、自分の心のマイナスを消し去ることができるのです。自分の心のマイナスさえ消えれば、自分の環境・世界のマイナスは自然に消えるのです。現実のマイナスを消し去る為に、どんな方法をとっても、心のマイナスを消し去らない限りは、何度でもそのマイナスは現実化してくるのです。




 自分の心のマイナスを消し去る為の一番の方法は、神さまへの感謝です。神さまへの感謝とは、自分の心を神さまヘ向けて、新たなる全徳の無限の無限の輝きを、しっかりと感受することです。神さまへの感謝と、現実世界への感謝とは、雲泥の差があるのです。先ず神さまへの感謝ができてこそ、現実世界を神さまの現れと見て、本当に感謝できるようになるのです。神さまへの感謝が無ければ、現実世界に対しても、本当の感謝はできないのです。自分の思い通り・願い通りになった時に、ありがとうございますと言ったとしても、未だ本当の感謝にはなっていないのです。自分の心が本当に神さまの方へ向いた時に、すべては神さまの全徳の無限の無限の輝きで一杯!と拝受できるのです。それが現実世界での本当の感謝になるのです。