ありがとうございます 神書 6-7

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神さまと自分との間の循環・交流


 神さまと自分との間の、循環・交流を促進してゆくことが、神我一体への道なのです。神さまの絶対の愛の働きは、一切の報いを求めないで、自分のすべてを与え尽くす、順流の流れなのです。だから神さまと交流する為には、自分も順流の流れを起こす必要があるのです。ただ感謝一筋に、自分のすべてを捧げ尽くす、絶対奉仕の生き方が、順流の流れを起こすのです。神さまと自分とが、相互に与え尽くし合うことによって、循環・交流が起こり、融合・一体化してゆくのです。




 神さまから受けたすべてを、神さまの御心を実現する為に、与え尽くしてゆくことが、神さまと交流する為の秘訣なのです。どんな求める心も逆流を起こし、神さまとの交流を妨げるものです。『ありがとうございます』という感謝の心は、神さまの順流の流れに、自分のすべてを任せ切る、全託の心です。謙虚な心で恩返しに生きられる、最も自然な心なのです。この感謝の心こそが、本当の自分の心なのです。




 『ありがとうございます』と唱えれば、天照大御神の新たなる全徳の無限の無限の輝きが、必ず大光明燦然と降り注ぐのです。その光の流れに自分を任せれば、過去世に積み重ねた無限の業想念も、洗い清められ・消し去られて、感謝の心・本心の自分が輝き出て来るのです。感謝一筋の心・感謝三昧の心は、即ち全託の心・恩返しの心なのです。必然的に与え尽くす・捧げ尽くす・お返しする、絶対奉仕の生き方になるのです。




 悟りを開く為には、神さまへの絶対奉仕が必要なのです。与え尽くす心を起こすことが必要なのです。悟りを開きたいと、真剣に願う心が必要なのです。真剣な心・いのちがけの心・渇仰の心・与え尽くす心を起こさせる為に、真実の導師に出会えるチャンスを、何万年に一回、何億年に一回というように、少なくしているのです。また出会えても、真剣な心を起こさせる為に、真実の導師は、姿を隠し・この世から姿を消し去るのです。




 真(まこと)に真(まこと)に、真実の幸せは、悟りを開くことによって得られるのです。霊覚(神の自覚)を得ることによって、真実の幸せを実感できるのです。どんな霊能力・超能力を発揮しても、どんなに世の為・人の為に尽くしても、真実の悟りを開かなければ、すべては儚く・虚しく消え去るのです。人生の目的を、悟りを開くという、正しい目的に絞り込まなければ、真実の幸せへの道を歩むことはできないのです。




 業想念の心の奴隷状態から抜け出す為には、真剣な感謝行が必要なのです。真剣に感謝を捧げてこそ、業想念を消し去ってもらえるのです。無限に価値有る悟りを得る為には、その代償として、自分のいのち(すべて)を神さまに捧げ尽くすことが必要なのです。そうすれば一瞬一瞬新たなる、神さまのすべてを、受け直すことができるのです。