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幸せに成る為に本当に必要なこと


 幸せに成る為に、本当に必要なことは、神さまに対し、神さまの現れであるすべてに対して、いのちがけで、感謝を深め、恩返しに生きることなのです。七難八苦の状態に陥るのは、この感謝と恩返しを忘れているからです。贅沢に生きることは、本当の幸せでは無いのです。逆に滅びへの道を歩んでいるのです。本当に必要なことだけで満足できるようにならなければ、神さまの愛を、ひしひしと実感することはできないのです。神さまは、本当に必要なものだけを、与え続けて下さるのです。欲望満足の為に、余計なものをかき集めては、幸せから遠ざかるだけです。




 一切の報いを求めないで、与え尽くす生き方が、神さまの愛の御心と波長が合って、神さまの絶対の愛を実感できるのです。神さまの愛が本当に実感できた時に、人は無上の幸せを感じるのです。神さまの愛が感じられなければ、すべての幸せは、砂上の楼閣のように、儚く崩れ去るのです。宝の山も、瞬時にして、ゴミの山に変化するのです。神さまの愛を、常に常に実感し続ける為には、与えて与えて与え尽くす生き方を、実行することが大事なのです。




 与える心を生きる者は、極楽世界に安住できるのです。求める心を生きる者は、地獄世界へ落ちてゆくのです。他の幸せを優先し、自分の幸せを後回しにする人は、極楽世界に住める人なのです。自分の幸せを優先し、他の幸せを後回しにする人は、地獄世界に落ちる人なのです。日常生活の中で、どちらの生き方を実行しているかによって、幸せの程度が定まるのです。




 お互いに必要なものを与え合うのが、極楽世界の姿です。お互いに欲しいものを奪い合うのが、地獄世界の姿です。自分に必要なものが、求めなくても、与えられるようになれば、極楽世界の住人です。そうなる為には、先ず自分自身から、与え尽くす生き方を実行することです。他の幸せだけを願って、与え尽くす人は、自分の幸せは願わなくても、必ず他から豊かに与えられるのです。自分の幸せを優先する人は、孤立無縁の孤独地獄に陥るのです。他の幸せをも自分の幸せとして、大きな幸せを実感できる人が、本当に幸せな人なのです。




 自分の心が、自分の生き方が、自分の世界を造っているのです。自分の与えたものが、周りから与え返されるのです。報いを求めないで与えたら、必ず報いを求めないで与え返されるのです。お返しを求めて与えたら、必ずお返しを求めて与え返されるのです。自分の心を鏡に写して見ているのが、この世の世界なのです。だから神さまの御心を自分の心として生きれば、この世も必ず極楽世界と成るのです。