ありがとうございます 神書 6-40   無限の知恵が無限に無限に一杯!

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過去世に積み重ねた無限の思い


 自分のすべてを捧げ尽くして、神さまへの絶対奉仕に生きることが、悟りへの易行道なのです。無限の無限のマイナス(重荷・借り・借金・業想念・悪因縁・煩悩)を背負った自分が、自力でそのマイナスを消し去ることは不可能です。また他の助けを受けて、プラスを補充し続けても、焼け石に水です。高利の借金は、並大抵の返し方では、殖える一方なのです。謙虚に謙虚に、自分のすべてを神さまに捧げ尽くして、神さまの力で消し去っていただく以外に、方法は無いのです。




 肉体人間として、この世の一生だけ、安楽に過ごせたら、それで満足だと言うのなら、悟りへの道を歩む必要は無いのです。他に迷惑をかけないで、生活の自立ができて、他を助けるだけの、十分な働きができれば、この一生を安楽に過ごせるかも知れないのです。しかし過去世で他に迷惑をかけたり、他のお世話になっていたら、借りがあるのです。その借りを返すまでは、借金取り(七難八苦)は付きまとうことになるのです。




 自分とはこの肉体人間なのだという、唯物的人間観では、儚い・虚しい気持ちに落ち込む時が、必ず来るのです。その根本原因は、過去世において、感謝を忘れ、思いを積み重ねたところに在るのです。思いの集積は黒雲となって、永遠不滅の太陽のような自分を、覆い隠してしまうからなのです。永遠不滅の・完全円満な・神なる自分が、本当の自分なのだという、霊的人間観に戻らなければ、厭世的無常観から脱却できないのです。すべての思いを消し去って、青空に太陽のような心境になれば、一瞬一瞬の変化を楽しむ、楽天的無常観になるのです。




 過去世に積み重ねた無限の思いは、人と人との交流だけでは、消え去るどころか、殖え続けるのです。特に他に迷惑をかけたり、他のお世話になった分は、借り(思い)となって、自分の心に他の思いが蓄積されるのです。しっかりと働かなければ、思いが蓄積されて、心がもやもやするのは、その為なのです。怠け者には、思いの黒雲が常に覆い被さって来るのです。働き者は、他に与えた分だけ、自分の思いを他に背負ってもらえるので、心がスカッと晴れて来るのです。




 極楽世界の住人は、すべて働き者ばかりです。神さまへの感謝と奉仕に生きて、神さまの知恵・能力・力をいただいて、大きな働きができるのです。常に他の幸せの為に、大きく働くことが、無上の喜びなのです。与えれば、与え返されるのが、法則です。沢山与えたら、沢山与え返されるのです。だから極楽世界に成るのです。怠け者ばかりが集まったら、そこは地獄世界に成るのです。悟りを開くということは、本心の無限力を開発して、大きな働きのできる自分に成ることなのです。