ありがとうございます 神書 5-33  無限の調和が無限に無限に一杯!

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神さまの表現を正しく感受するということ


 宇宙(世界)は、神さまの表現です。その神さまの表現を、正しく感受することによって、無限の無限の真価値を、見出すことができるのです。感受の仕方が間違っていたら、真の価値を見出すことができなくなるのです。正しく感受する為には、神さまの御心を正しく理解する必要があるのです。神さまの御心を正しく理解する為には、自分の心を神さまの御心に合わせてゆくことが大切です。自分勝手な心(自我の心・業想念の心)で判断していては、神さまの御心を理解することは不可能なのです。自我の心を捨てて、謙虚な・素直な・明るい本心の心に戻って、神さまの御心を正しく理解してゆかなければならないのです。




 神さまの表現は、絶対の両極を完璧に組み合わせた、光一元の表現です。一瞬一瞬新たなる、全徳の無限の無限の輝きです。マイナスの極からプラスの極を仰ぎ見て、無限の無限のプラスを感受してこそ、その感受の仕方が正しいと言えるのです。マイナスの極以外の立場に立つ時は、その立場から下のものに、何の価値も見出すことができないのです。そしてマイナスに見えるものを、自分勝手に切り捨てることになるのです。マイナスに見て切り捨てたら、それに対応するプラスをも失うことになるものです。




 例えば草花を植えて、美しい花を咲かせる為には、根の働きは欠かせないものです。もし根に何の価値も見出すことができなくて、根を切り捨てたとすれば、美しい花も枯れ果ててしまうに違いないのです。また人体においても、肛門は汚いものを排泄するからと言って、切り取ってしまったら、糞詰まりで死滅して、美味しいものも食べられなくなるのです。




 宇宙のすべては、相対の両極の働きによって、バランスが保たれているのです。絶対が相対的に表現される時には、必ず相対の両極・両方が、同時に存在しているのです。相対のどちらか一方だけが表現されるということは、決して無いのです。光が表現される時には、必ず闇も同時に表現されるのです。時間が表現される時には、必ず空間も同時に表現されるのです。相対に分かれるものの、どちらか一方が表現される時には、必ず他方も同時に表現されるのです。




 プラスをより多く感受する為には、マイナスへの感謝・思いやりを深くしてゆくことが大切なのです。マイナスを責め裁き・切り捨てることは、同時に自分に与えられるプラスをも破壊していることになるのです。マイナスを光一元に眺めて、プラスに受けてゆく感謝は、そのままプラスを大きくすることです。同時にマイナスの境遇に置かれた者から、プラスの境遇を喜んで譲って貰えることになるのです。マイナスを思いやって、感謝を深めてゆける自分こそが、最も幸せな自分なのです。