ありがとうございます 神書 5-31   無限の調和が無限に無限に一杯!

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一切の苦しみの根本原因は執着


 

一切の苦しみの根本原因は執着


 執着の心は苦しむ心です。一切の苦しみの根本原因は、執着にあるのです。何故執着が苦しみの原因になるのかと言えば、新しいものを受け損なうからです。例えば胸一杯に吸い込んだ空気に執着して、吐き出すことをためらっていたら、新鮮な空気を吸うことができなくて、酸欠の苦しい状態に陥るようなものです。宇宙のすべては、全徳の無限の無限の輝きをもって、新生し続けているのです。新たに受け直す本心の心であれば、無限の無限の感謝・感嘆・感激・感動・感涙・歓喜の心で、宇宙のすべてを感受することができるのです。




 新たなる生命・光・エネルギーに満たされて、無限の無限の幸せ・喜び・安らぎで一杯になるのです。新たに新たに受け直すことの大切さを、最初から熟知している本心の心は、決して執着することは無く、過去に積み重ねられた執着の心をも消し去ることができるのです。新たに受け直す感謝の心には、一切の執着は無く、逆に一切の執着を消し去る働きがあるのです。一瞬一瞬新たに新たに、絶対神から新生し続けている、自由自在な・光輝いた心が、本心の心です。本心の心をしっかりと自覚して生きていれば、決して執着の愚を犯すことは無いのです。




 本心の心(光の心)を生きるのを忘れた時から、執着の心(闇の心)が暗躍し始めるのです。そして知らず識らずのうちに、執着の心に陥ってしまうのです。執着の心が積み重なると、自由自在な本心の心を包み隠し、ますます本心の自分を見失い、本心の自分から遠ざかることになるのです。ちょうど催眠状態や夢幻を見ている状態と、同じような状態に陥ってしまうのです。そうなると自分での脱出が、困難な状態になるのです。執着の心から脱出して、本心の心に戻る為には、本心の心をしっかりと生きている者から、活を入れてもらう必要があるのです。




 感謝のお祈りによって、執着の心(業想念)を消し去ってもらい、本心の心こそが本当の自分なのだと、繰り返し繰り返し教えてもらって、本心の自分に目覚めてゆくのです。本心の心に戻る為には、本心の心をしっかりと生きている者から、本心の光を点じてもらうのが一番なのです。本心の心と執着の心とは、正反対の心です。本心の心を光(火)とすれば、執着の心は闇(水)です。本心の心と本心の心が寄り集まれば、どんどん大きな火になって、燃え盛ってゆくのです。執着の心と執着の心が寄り集まれば、どんどん水っぽくなって、本心の心をも消し去ってゆくのです。




 本心の心を生きたいと願うならば、極力執着の心に近寄らないことです。本心の心をしっかりと生きることができるようになれば、その本心の火を縁ある必要な人に移してゆけばよいのです。先ずは本心の心(光・火)の大きく輝いた自分になることが、何よりも何よりも大事なことなのです。