ありがとうございます 神書 5-22   無限の調和が無限に無限に一杯!

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謙虚になるとは自我の心の無い状態になること


 謙虚になればなるほど、感謝は深まり、本心は輝くのです。神さまの御心に、大自然の法則に、素直に随順してこそ、人は本当の幸せを掴むことができるのです。


 謙虚になるとは、自我の心の無い状態になることです。


 自我の心とは、業想念の心・五欲の心・煩悩の心・求める心・思いどおりにしたい心です。


 謙虚になる為には、先ず自我の心を捨てようとしなければならないのです。自我の心を自分として掴んでいては、自我の心を捨てることはできないのです。


 自我の心は、身体の表面に付着している垢のようなものです。身体を美しく保つ為には、垢を洗い落とさなければならないのです。本心の心を表面に出すには、自我の心を捨てなければならないのです。名刀の切れ味も、ダイヤモンドの輝きも、百錬千磨の後に現れて来るのです。偽物の自分・自我の心を捨てて、捨てて、捨て切ってこそ、本当の自分・本心の心が現れて来るのです。



 自我の心では、本当の幸せを掴むことは、永遠に不可能なのです。既に無限の無限の幸せで一杯の、本心の心を引き出して来てこそ、本当の幸せ・喜び・安らぎを得ることができるのです。今・ここに、本心の心を引き出して来てこそ、無限の無限の幸せで一杯の自分になれるのです。自我の心を主張することを止め、自我の心を捨てようと決意し、自我の心を消し去って欲しいと願うことが、謙虚になる為には必用なのです。自我の心を一刻も早く消し去ることが、本心の自分の真実の願いなのです。自我の心の消し去った後へ、本心の心は出て来るのです。


 自我の心・業想念の心を掴んでいる間は、魂は大きな苦痛を味わうものです。物心両面において、様々な苦痛が訪れて来るものです。その苦痛は、本心の自分に早く戻れよ!という叱咤激励なのです。



 謙虚になるとは、呼吸に例えれば、吸い込んだ古い空気を吐き出して、空っぽになることです。古い空気をいつまでも溜め込んだままでは、新しい空気を吸うこともできず、酸欠の苦しみがひどくなるばかりです。古い空気とは、過去を掴んだ業想念の心・自我の心のことです。新しい空気とは、神さまから新たに受け直した心・本心の心のことです。新しい空気を吸い込めば、楽になれるのです。



 本心の心を受け入れたら、幸せになれるのです。古い心・自我の心を捨てさえすれば、自然に新しい心・本心の心に戻れるのです。


 光のシャワーで自我の心を消し去ってもらい、また本心の心を拝み出してもらう為には、自分自身も与える側に立つことです。他の為に感謝を捧げて光りのシャワーを浴びようとし、また他の本心を拝み出そうとすれば、その効果は大きくなるのです。


 神さまからの大きな助けを受ける秘訣は、他を助ける為に、自分のすべてを与え尽くして、空っぽの自分に、謙虚な自分になることです。他の為に一心に祈ることです。