ありがとうございます 神書 4-50  無限の無限の感謝が無限に無限に一杯!

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神さまの宇宙創造


 絶対が相対に分かれ、その組み合わせによって、表現が生まれるのです。神さまの宇宙創造は、絶対(唯一なるもの)が相対の両極に分かれ、その両者の与え尽くし合いによって、完璧な組み合わせが行われ、最高表現が生み出されているのです。本来一つのものが二つに分かれ、その両者が神聖恋慕の愛の牽引力によって、両者のすべてを与え尽くし合うところに、融合一体化した最高の美的表現が生まれるのです。神と人とは、絶対においては一つのものです。その本来一つのものが、相対の両極(神と人)に分かれたのです。そして神と人とが交流し・融合し・一体化することによって、神人一如の最高の美的表現を生みだそうとしているのです。




 神さまは常に、新たなる全徳の無限の無限の輝きを、無限億万分の一秒で、次から次へと与え続けているのです。そして人が、感謝の心で受け、報恩の心で与え返して来るのを待っているのです。神さまからの一方通行では、新しい表現は生まれないのです。呼吸の原理と同じように、吸うだけでは、呼吸はストップするのです。先ず吐き出すことによって、新しい空気を自然に吸うことができるのです。神さまの絶対の愛は、思いやりの心で与え尽くし、寛容の心ですべてをプラスに受けて下さるのです。後は人が、感謝の心で受け、報恩の心で与え尽くすことだけが必要なのです。




 神さまから受けたものを、神さまにお返しすることによって、古いものは消し去られ、新しいものと置き換わるのです。新旧の置き換えが速くなるほど、神さまの最高表現に近づくのです。感謝を深めてゆくということは、この新たな受け直しを、より短い時間でしてゆくことなのです。感謝が深くなればなるほど、神さまと人との間隙が少なくなって、神さまと人とは一体化してゆくのです。




 神さま(全体)から受けたものを、人(部分)がお返しすることによって、神さまと人との交流が行われるのです。樹木においても、根幹と枝葉が与え尽くし合って、密に交流するほど、早く大きく生長するのです。全体は部分の為に、部分は全体の為に、自分を与え尽くし合うことによって、融合一体化して、生き活きと光輝くのです。神さまと人との与え尽くし合いによって、物質文明・精神文明・霊的文明の三つが、一大調和した最高の美しい華を開かせることになるのです。




 自分のすべてを与え尽くす対象は、常に宇宙絶対神(無限の無限のプラス)でなければならないのです。謙虚に省みれば、人の持っているものはマイナスばかりなのです。そのことにも気付かないようでは、その人は高慢な自我の強いマイナス人間です。マイナスの人や人類にマイナスを与えながら、プラスのお返しを期待しても無理だからです。