ありがとうございます 神書 3-53 無限の安らぎが一杯!  

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六波羅蜜の行は真実の悟りへの道


 六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・般若)の行は、真実の悟りへの道です。それぞれの行を、どの程度実行できているかによって、自己の悟りの程度を、判断することができるのです。




 

 ①布施行とは、財施・法施・無畏施の与え尽くす行です。財施とは、一切を私物化しないで、思いやりの心で的確に与え尽くすことです。法施とは、真理を教え伝えることです。無畏施とは、真祈りによって、業想念の心を消し去って恐怖心を除き、本心の心を引き出して安らぎを与えることです。




 ②持戒とは、業想念の心の奴隷に陥っていないかどうかを反省して、常に本心の心を大きく輝かせて生きることです。




 ③忍辱とは、どのような移り変わりの姿を目の前にしても、業想念の心に陥ること無く、常に愛(思いやり・寛容・赦し)の心を保持することです。




 ④精進とは、これで良いと自己満足して止まること無く、無限の無限の進歩向上を目指して、真剣に努力し続けることです。謙虚に謙虚に、どこまでも謙虚になるのを忘れると、魔境に陥って、高慢な自分が顔を出して来ることになるのです。




 ⑤禅定とは、今の自分なりに、最高と認められる目標・目的に心を集中して定め、そのものに成り切ってゆくことです。自分自身の心境が高くなればなるほど、宇宙絶対愛の心境の無限の無限の高遠さ・宏遠さ・深遠さに気付くようになるものです。感謝の心・空の心はどこどこまでも、無限に無限に深くなってゆくのです。業想念を消し去る為にも、無限の段階があり、本心を輝かす段階にも、無限の段階があるのです。禅定の段階を深め、心の底深くに残っている、業想念を順次消し切ってゆくことによって、本当の無念無想・想念停止の心に近づいてゆくのです。そこから本当の空の心が、段階を追って深まってゆくのです。無限に無限に深い空の極致が、宇宙絶対神の御心です。




 ⑥般若(智慧)すべての全てを知り尽くしている、宇宙絶対神の最高の叡智のことです。その叡智を、どの程度感受できるかによって、真実の悟りの程度が定まるのです。業想念の心が少しでも残っていたら、歪んだインスピレーションとなって出て来るものです。神さまの導きを正しく受ける為には、自分の心を清め尽くすことが先決です。神さまの導きを云々できるのは、その後です。謙虚に謙虚に感謝行を実行し続けることに、先ずは全身全霊を注いでゆくことが、神さまの叡智を正しく受けられる自分に成る為の最短コースなのです。