ありがとうございます 神書 3-52   無限の安らぎが一杯!

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借金取りは大恩人


 借金取りというのは、大恩人なのです。過去において自分が困っている時に、手を差し延べて助けてくれたのです。早く借金を返せるようになれよと、励ましに来てくれているのです。借金取りをマイナスに観て、逃げ回るのは、恩を仇で返す生き方です。




 大きな意味では、自己の運命に現れた一切のマイナスは、借金取りからの請求書です。本心の力を発揮して、一日も早くその借金を返す必要があるのです。




 過去に借金(一切の借り)をしなければならなかったのは、本心の自分を生きなかったからです。本心の自分を生きていたら、深い感謝の心を起こして、神さまからの無限のプラスを受けることができたのです。そしてその受けたものを他に与え尽くして、貯金(貸し)を増やすことができたのです。


 本心の力さえ発揮してゆけば、他から受ける量よりも、他に与える量の方が多くなって、貯金を殖やせるのです。常に本心の無限力を発揮して、先ずは過去の借りを返し、次に貸しを増やすようにしてゆく必要があるのです。




 借金をするのは、生き方が甘いからです。他に甘えていては、本心の力を発揮することはできないのです。


 どんな借金もしないで、本心の力を振り絞って生きるのが、正しい生き方・神さまの御心に適った生き方です。他からの助けは、一時だけの助けです。いつまでも助けてはくれないのです。だから他からの援助に甘えていてはいけないのです。


 一日も早く、他を助けることのできる自分になることが大事なのです。小さな虫ですら、卵から孵ったら、直ぐに独り立ちするのです。




 人は万物の霊長です。


 他を幸せにする為だけに生きるのが、人としての正しい生き方なのです。小さな頃から、他を幸せにする為の訓練をして、大人になれば、他に幸せを大きく与えられる自分に、なっていなければならないのです。


 働く(傍を楽にする・他を幸せにする)ことによって、本心の自分は輝きを増すのです。


 働くことを忘れ・怠ったら、業想念の奴隷に陥ってしまうものです。




 本心の心の自覚を深め、本心の自分をしっかりと生きたいと願う者は、どんな借金もしないようにすることです。また既にしてしまった借金は、一日も早く返してしまうことです。どんな借金も業想念の黒雲となって、本心の自分を覆って来るものです。どんな場合でも、受ける量よりも与える量が少なければ、その差は借金となるのです。常に受ける量よりも与える量を多くしてゆかなければ、業想念を背負わされることになるのです。




 人と人との間の過去世からの借金は、厳然と清算されるものです。神さまからの助けだけは、無償の愛のプレゼントですから、どれだけ受けても返す必要は無いものです。ただ神さまからの助けとして受ける為には、感謝と奉仕の精神で、しっかりと働いていなければならないのです。