ありがとうございます 神書 3-46  無限の安らぎが一杯!

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宇宙のすべては、本来自由自在な自分自身


 『宇宙のすべては、神さまの現れ!』と観ることのできる人は幸せです。すべてのものに無限の価値を見出してこそ、神さまの現れと観ていることになるのです。マイナスに見たり、少しの価値しか見出せないとしたら、未だ神さまの現れとして観ていることにならないのです。この世のすべては、神さまの愛の現れです。愛の故に、自分のすべてを捧げ尽くしているのです。




 宇宙のすべては、本来自由自在な自分なのに、愛の心で自分の自由を縛り、他の為に自分を捧げ尽くしているのです。もし太陽が自由自在に宇宙を駆け巡ったら、地球に住んでいる人間は、生きてゆけないに違いないのです。太陽が一定の軌道を運行して、自分の自由を大きく縛っているのは、地球上に住む生物への、深い思いやりの心からです。もし地球を構成している石ころが、自由に宇宙を飛び回ったら、地球上の生物は住むこともできないのです。




 一個一個の石ころは、深い愛の心で、自分の自由を縛って静止して、地上の生物を支えているのです。踏まれても蹴られても、みんなの幸せの為に、自分を捧げ尽くしてくれているのです。もし宇宙の何かが、愛の心を忘れて、自分勝手な動きをしたとすれば、それによって被る被害は甚大なものになるに違いないのです。このように宇宙のすべては、神さまの愛の現れと知るだけでも、石ころ一個にも、愛の無限の価値を見出せる筈です。




 他人から物を与えられた時に、神さまには感謝するけれども、人には感謝しないというのは、この世の人を神さまの現れと観ることができていないからです。その人の信仰が未だ幼稚な為です。食事をする時に、自分の身を犠牲にして生かしてくれている、食物の一つ一つに対して、心から感謝するのを忘れているとすれば、食物の一つ一つが神さまの愛の現れである、と観ていないからです。本当の宗教信仰とは、この世のすべてに、神さまの愛を感じ取ることなのです。この世のすべてが、神さまの愛の現れである、と実感してゆくことなのです。その為には先ず感謝の心を起こすことです。感謝できるものに対して、しっかりと感謝することです。感謝できないものに対しては、感謝できるように、いろいろと工夫することです。感謝を積み重ねてゆくことによって、本心の感謝の心を引き出すことができるのです。




 本心の感謝の心であれば、すべてに対して無理なく・自然に、感謝が湧き出てくるようになるのです。どんなマイナスの姿を見ても、自分の身代わりになって、自分の無限の業想念を、大きな苦痛を味わいながら、消し去って下さっていると判るのです。マイナスの姿に対してこそ、しっかりと感謝を積み重ねてゆくことが大切なのです。それによってすべてを神さまの現れとして実感できるようになるのです。