ありがとうございます 神書 3-36   無限の無限の安らぎが一杯!

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無知と知恵


 「無知」が一切の苦しみの根本原因です。「無知」とは、知恵の無い状態のことです。


 人が幸せになる為には、正しい知識(真理・原理・法則等)が必要です。


 正しい知識は、本心の知恵を引き出してくれるからです。一例を挙げれば、次のようなものです。




 

 ①神さまは絶対の愛です。人は既に無限の無限の幸せで一杯です。


 不幸は単なる自覚の欠乏です。




 ②宇宙は神さまの全徳の完璧な表現です。マイナスの極からプラスの極に至る、光一元の表現です。


 マイナスの極から、プラスの極を仰ぎ見て、神さまの光一元の表現を味わうのが最善です。




 ③宇宙のすべては、一瞬一瞬新たに新生し、古いものと新しいものとが置き換えられているのです。


 執着の心は、過去の残像を掴んで放せないでいるのです。


 既に消えて無いものに、いつまでもしがみつこうとするのは、愚かです。


 新しいものを受け損なっては、四苦八苦するのは当然です。




 ④人は神さまの分霊魂魄として、神さまの御心を生きるものです。


 即ち常に神さまと共に生き、活動し、無限の無限の幸せを満喫するものです。




 ⑤人は言葉の力を駆使して、応変自在の表現をとり、かつ自分の世界を自由に創造して、神さまの世界とダブらせて、その表現を味わうものです。


 マイナスの言葉を多く使えば、マイナスの多い世界となり、プラスの言葉を多く使えば、プラスの多い世界となるのです。




 

 「無知」とは、本心の自覚の欠乏状態、即ち知恵の働かない状態のことです。知恵と知識とは、本質的に異なるものです。知識が幾ら沢山あっても、知恵が働くとは限らないのです。万巻の書を読んで記憶していても、それは心に蓄積された小道具です。却ってその知識の集積が、知恵の湧き出てくるのを邪魔することも多いのです。

 知恵は心の一番奥底から湧き出てくるものです。


 心の中を整理整頓して、知恵の湧き出てくる通路を確保しておかなければ、知恵を引き出すことはできないのです。




 知恵とは最高の叡智者(神さま)から本心の心の中へ流れ入ってくるものです。


 心を清浄にして、我の無い・謙虚な・素直な・明るい・感謝の心になった時に、必要に応じて自然に与えられる的確な導きです。それは正確な判断力となり、深い洞察力となり、迅速なる決断力となり、全体を把握する達観力となるのです。




 最高の正しい知恵は、自分の心の中を清浄にしてこそ得られるものです。

 心に業想念を溜め込んでいたら、その影響によって、歪められた・程度の低い・間違った知恵となるのは当然のことです。

 閃き・思いつき・インスピレーションと一口に言っても、心の清まりの程度に比例して、雲泥の差のあるものなのです。


 従って神さまへの徹底した感謝行によって、心に蓄積された業想念を消し去ってもらうことが、正しい最高の知恵を得る秘訣なのです。