ありがとうございます 神書 3-33   無限の無限の安らぎが一杯!

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人生の真(まこと)の目的は、悟りを開くこと


 人生の真(まこと)の目的は、悟りを開くこと、即ち宇宙の全相・全貌・全体を、一望の下に眺められる自分になることです。これを例えれば、登山をして頂上を極め、全体を一望に収めるのと、良く似ているのです。本心を開発し、魂の進化・向上を目指すのは、螺旋階段を昇るように、山頂を目指して、坂道を一歩一歩前進するのと同じです。早く頂上を極める為には、できる限り身軽になって、半歩でも一歩でも、前へ前へと進むことです。通過してきた途中に有る、色々なものに執着して、それらを沢山背負っているとしたら、その重荷に負けて、前進できなくなったり、下へ転がり落ちる危険性も大きいのです。心にいつまでも過去の出来事を掴んでいるのは、丁度この重荷を背負っているのと同じなのです。この重荷が大きければ、一歩も前進できないどころか、坂道を転がり落ちるのは必至なのです。心に何も掴まずに、ただ歩んで来た道を振り返り、感謝して喜ぶだけなら、次の一歩を踏み出す為の、大きな活力となるのです。




 人は常に前進を心掛け、何らかの進歩・向上を目指さなければ、本心の喜びが湧き上がって来ないのです。後退し・転落し・退歩・堕落すれば、苦しみが大きくなるだけです。この世の人生体験においても、少しでも後ろ向きになった時は、苦しみ・後悔することになるということを、誰もが厭というほど味わっているはずです。それならば常に何かにおいて、半歩でも一歩でも、前進しなければならないのです。この世の時間というのは、自分の寿命なのです。時間は即ち自分の生命そのものなのです。一分一秒と言えども、無駄にし・粗末にしてはならない尊いものなのです。




 気力を湧き出させ、心を積極的にし、行動を前向きにする為の秘訣は、プラスの言葉だけを使うことです。たとえ今現在の自分の状態が、過去に使ってきたマイナスの言葉の影響で、無気力で・消極的で・後ろ向きであっても、プラスの言葉を駆使すれば、前向きになれるのです。




 『一切の過去は、消え去って無いのです。従って過去に縛られることは、決して無いのです。自分の心は、新たな無限の気力で一杯です。今自分の心は、無限に積極的です。自分の一切の行動は、無限に前向きなのです。無限の無限の希望・勇気・喜び・楽しさで一杯です! ありがとうございます』




 決して決してマイナスの言葉を使ってはならないのです。マイナスの言葉を使えば使うほど、過去に積み重ねたマイナスの言葉を引き寄せて、その重荷を大きく背負うことになるのです。そして必然的に転落して、傷つき苦しむことになるのです。常に常にプラスの言葉を、プラスの言葉だけを、積極的に使い続ければ、必ず頂上を極め、悟りを開くことができるのです。