ありがとうございます 神書 3-12    無限の無限の安らぎが一杯!

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先ず、神なる大地に根を張り巡らせること


 どんな草木も、根がしっかりしていれば、枝葉も生き生きと成長し、花開き、実を結ぶことができるのです。反対に根が駄目になったり、また根から切り離されたら、地上部は衰退し、瞬く間に枯れ果ててしまうのです。それと同じように人間も、この世に幸せの花を開かせ、実を結ぶ為には、先ず神(生命の本源)なる大地に、しっかりと根を張り巡らさなければならないのです。




 心の奥深くに実在する、神さまへの感謝が、根を張り巡らすことに当たるのです。




 神さまへの感謝を忘れていては、この世の幸せも決して得られないのです。表面のこの世だけで幾らあくせくと努力しても、求める幸せが得られないのは、神さま(幸せの本源)への感謝を忘れているからです。植木の移植に際しても、根の状態に合わせて、地上部の枝葉を切り捨てなければ、枯れてしまうのです。

 根が僅かしか無いのに、地上部の枝葉を大きく残そうとすれば、逆に全体が枯れ果ててしまうのです。

 神さまへの感謝を忘れて、この世でも幸せを幾ら求めても、求めれば求めるほど、大きく幸せ全体を失ってしまうものです。一時的な小さな幸せ(切り花的な栄え)しか得られないのは、神さまへの感謝が無いからです。

 永続する真実の幸せは、神さまへの徹底感謝によってのみ得られるものなのです。




 神さまへの感謝の積み重ねに比例して、この世にも真実の幸せは実現してくるのです。先ず神さまへの感謝をしっかりと積み重ねて、根をしっかりと張り巡らすことが大事なのです。表面のこの世の幸せを早く得ようと、焦れば焦るほど逆効果になるのです。一旦この世的な幸せを全部放棄して、○から再出発する気持ちで、神さまから新たに受け直せばよいのです。そうすれば自然に、この世の幸せも大きく実現してくるのです。




 人がこの世に赤ん坊として誕生した時には、自分のものは何一つとして持っていなかったのです。それなのにそれなのに生かされているのです。この厳然たる事実は、何を物語っているのでしょうか?それは神さまの絶対の愛が、宇宙のすべてとなって現れ、必要なものを的確に与え続けて、幸せ一杯に生かして下さっているということです。これは赤ん坊の時も、大人になってからも、全く同じことなのです。神さまが与えて下さらなかったら、宇宙には何も存在しないのです。誰一人として存在できないのです。ましてや人が自分の力で生きるということは、絶対に不可能なのです。




 神さまの絶対の愛が、永遠不滅に輝き続けているのです。人はその神さまの愛を受けるだけです。感謝の心を大きく・深くしてゆく者のみが、神さまの愛をより大きく・深く受けてゆけるのです。謙虚に素直に感謝することを忘れている者は、自分勝手に神さまの愛を拒絶しているのであって、赤ん坊にも劣る愚かさです。