ありがとうございます 神書 2-54    無限の無限の喜びが無限に無限に一杯!

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自分の世界を希望通りに変える法


 自分の世界(現実の自分の姿や、周りの環境全体)を自分の希望通りに変える為には、先ず言葉の力を駆使して、心の奥から自分自身を変化させて、自分の希望する世界に波長を合わせて、自分をそこへ移動させるのが、最高最善の方法なのです。それを逆にしようとすると、労多くして功少なしの状態に陥るのです。それはテレビ番組を見る時の状態に符号させると、良く理解できるのです。




 例えば、①チャンネルの番組(地獄世界)を見ている人が、⑩チャンネルの番組(極楽世界)を見たいと思えば、チャンネルを①から⑩へ切り換えるだけで、簡単に希望が叶えられるのです。それを逆にして、チャンネルを切り換えないで、地獄世界が極楽世界に変化することを願って、画面に幾ら働きかけても、地獄世界を極楽世界に変化させることは、永遠に不可能なのです。これは誰にでも理解できる明々白々の理です。ところが実際の人生においては、これと同じような愚を繰り返している場合が多いのです。画面はそのチャンネルの放送番組通りに移り変わるものであるという鉄則を忘れると、余計なことを願い・考え・試みることになるのです。本当は番組通りに変化しているだけなのに、自分の願い・考え・試みが具体化しているかのように錯覚するのです。




 人はそれぞれ、自分の自由意志で、言葉を選び、心を定め、その心に波長の合う放送番組を感受して、この世という受像機に写し出し、自己の運命として享受しているのです。神さまの放送番組には、無限の無限のチャンネルがあって、誰もが自由に、その中から自分の見たい番組を選び、自己の運命としてそれを楽しむことができるようになっているのです。人はそれぞれに、自分の受像機を持っていて、その受像機の画面を楽しんでいるのです。本来はお互いに邪魔にならないように、同じチャンネルの番組を見ている人同士が集まるようになっているのです。また近いチャンネルの人は近くに、遠いチャンネルの人は遠くに集まるようになっているのです。




 これを各自の心の状態によって、大きく区分けすると、十界(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界)のようになるのです。ただこの世は、チャンネル切替えの練習の場としての一面を備えているので、異なるチャンネルを見ている人同士でも、お互いに影響を与えあえるように、近くに混在する場合もあるのです。お互いに他の人の生き方を参考にして、チャンネルを自由自在に切り換えることのできる自分に、一日も早く成れるようにしてゆくことが、この世における最も重要な課題です。




 その意味からも、この世の時間は、チャンネル切替えの達人になる為の貴重な時間です。だから一分一秒も無駄に費やしてはならないものです。真祈りの修行のチャンスは、常に『今』だけなのです。