ありがとうございます 神書 2-53  無限の無限の喜びが無限に無限に一杯!

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すべてを正しく使いこなすこと


 どんなものも正しく使いこなすことができれば、この上なく重宝なものです。宇宙のすべては、正しく使いこなして、その真価値を見出してくれるのを待っているのです。どんなものも正しく使いこなすことができなければ、宝の持ち腐れです。どんな最高のものを所有していても、正しく使いこなさなければ、その真価値を発揮してくれないのです。




 使い方が正しければ、毒も薬になるのであり、使い方が間違っていたら、薬も毒になるのです。自動車は正しく運転すれば、包丁は正しく調理に使えば、便利で役立つものです。ところが間違った運転をして、事故を起こしたり、間違った使い方をして、指を切ったりした時に、その責任を自動車や包丁になすり付けるようでは、見当違いも甚だしいのです。すべての責任は、それらを正しく使いこなせなかった自分自身にあるのです。どんなものも雑草や石ころのように見捨てるのは、自分自身がその真価値を見出すことができないからなのです。




 言葉も正しく使いこなすことができれば、これほど便利で重宝なものは無いのです。プラスの言葉だけでは無く、マイナスの言葉も同じように役に立つのです。神さまが与え続けて下さっている、新たなる全徳の無限の無限の輝きの中から、自分に必要なだけを受け取る為に、言葉を使うのです。無限の無限のプラスが必要であれば、無限の無限のプラスの言葉を使えば良いのです。小さなプラスが必要であれば、小さなプラスの言葉を使えば良いのです。もっともっとプラスを少なくする必要があれば、マイナスの言葉を使えば良いのです。




 例えば太陽の陽射しが強烈な時には、日影が必要になることもあるのです。御馳走で満腹になれば、もう見たくも無いのです。マイナスの言葉には、強い光を和らげたり、不必要なものを消したりする働きが有るのです。マイナスの言葉の効用にも、計り知れないものが有るのです。




 マイナスの言葉の集積は、業想念の黒雲となって、神さまの光を遮っているのでは無くて、逆に強烈な無限の無限の大光明から、笠雲となって光を和らげ、必要なだけの光に調えてくれているのです。順境に馴れて感謝が浅くなった時に、逆境となって謙虚な心を呼び覚まし、感謝を深めさせてくれているのです。草花の種も、強い陽射しに曝されては、発芽することもできないのです。土を被せて、水分を与える必要があるのです。発芽してからも、日除けの必要な時期があるのです。




 人もそれぞれに、本心の心の種蒔かれる時期が異なっているのであり、その成長過程も花の種類も異なっているのです。すべては神計らいによって、必要なだけの光が的確に与え続けられて、誰もが順調に成育し続けているのであり、本心の心を輝かせつつあるというのが真相です。