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過去世から積み重ねて来た業想念


 過去世から積み重ねて来た業想念の集積を、いかに早く消し去ってもらうかが、本心を輝かす為の大事な要点です。空に浮かぶ雲を業想念に例えると、雲の上に輝いている太陽が神さまであり、太陽から放射されてくる新たな光が本心の自分です。




 肉体や魂に、本心の心を大きく輝かせる為には、過去に蓄積してきた業想念のすべてを消し切らなければならないのです。過去の自分に一切の執着が無ければ、業想念の雲を生み出すことは無かったのです。その時は青空に太陽が輝くように、本心の心が魂に肉体に燦然と輝いていたのです。新たなる光の流れだけが存在していたのです。




 本心の光の元が霊であり、中間が魂であり、末端が魄(肉体)です。新たなる光の一筋が、霊・魂・魄と現れては消え去ってゆくのです。ところが現れに執着すると、想念感情の雲を生み出すことになるのです。業想念の雲の集積が少ない間は、白く輝いた薄雲の状態であって、魂はプラスの善き状態です。従って肉体に魂の影が投影されても、プラスの善い状態です。




 しかし業想念の雲の集積が多くなってくるにつれて、暗く沈んだ厚い黒雲の状態となって、魂はマイナスの悪い状態(七難八苦の煩悩熾盛の状態)となるのです。そうなると肉体にも魂の状態が投影されて、苦痛の多い状態になってくるのです。




 この魂に蓄積された業想念を、速やかに消し去る方法としては、次の二つが最適です。

 一つは、感謝の心を起こすことによって、神さまの浄めの光を大きく集めて、太陽の光が雲霧を消し去るように、業想念を直接大きく消し去る方法です。

 二つは、雨雲は雨を降らすことによって、大きく消え去ってゆくように、業想念を形に現して、大きく消し去る方法です。




 業想念のエネルギーを速やかに発散させて消し去る為には、失敗を恐れずに、積極的に・前向きに・全力を尽くして生きることです。そうすれば魂に蓄積されている業想念を、どんどんスピード化して、形に再現させて消し去ってゆけるのです。その時に大切なことは、再び業想念を蓄積しない為にも、『これで業想念が大きく消し去られたのだ。神さま、ありがとうございます』というように、心にしっかりと『消し去られたのだ』と確認してゆくことです。




 人は業想念がすっかり消し去られた時に、光の自分が光の世界に自由に遊ぶのを実感するのです。

 業想念の奴隷に陥っていては、決して真(まこと)の自由を満喫することはできないのです。仮にその業想念がプラスの善きもの(善業)であって、運命としてプラスの善き姿を現していても、善業の奴隷であっては、まだ本心の自由はどこにも無いのです。




 本心の自分の自由自在性を実感できるようになってこそ、本当の幸せ・喜び・楽しさ等々を、心ゆくまで味わうことができるのです。