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人の信念


 人は常に自分の住みたい世界に住んでいるのです。各自の信念通りの世界に住んでいるのです。その人の願い続けたものが、その人の信念となって、その信念に波長の合う世界に住んでいるのです。その人の心全体を代表するものは、その人が一番多く願い・思い続けてでき上がったもの、即ちその人の信念です。




 信念こそが各自の心全体の意志表示なのです。神さまが与え下さっている世界(放送番組)は、マイナス無限大からプラス無限大に至る、無限の無限の種類の世界(無限の無限のチャンネル)です。その中から各自は自由に、自分の願い(信念)通りの世界(チャンネル)を選んで、その世界の中に住んでいる自分を見出すのです。




 今地獄に落ちて苦しんでいる人の場合も、その人自身が地獄の世界を選んだ結果なのです。表面の心が幾ら苦しみの無い世界を願っても、その人の心全体を代表する信念が、地獄の世界に波長の合うものであれば、地獄の世界に住むようになるのです。




 地獄の世界に波長の合う信念を形成するには、業想念(五欲の心・煩悩の心)を長年に渡って積み重ねなければならないのです。業想念の奴隷になって、マイナス思考の生き方を実践し続けなければならないのです。だから地獄に落ちるのは、表面の心が長年に渡って、地獄に落ちる為の努力をし続けた結果なのです。




 今極楽に遊んでいる人は、本心の心を生きて、プラス思考の生き方を実践し続けてきたからです。本心の心(感謝・喜び・賛嘆・素直・愛・知恵・奉仕・等々)をしっかりと生きて、長年に渡ってプラスの努力を積み重ねてきたからです。その結果、その人の信念(心全体)が極楽世界に波長が合うようになって、極楽に遊んでいるのです。




 地獄の苦しみを味わいたい者は、過去を掴み、すべてに執着し、五欲(財産欲・名誉欲・色欲・食欲・睡眠欲)を満足させる為に生き、煩悩の心(怒り・恨み・嘆き・悲しみ・愚痴・不平・不満・悪口・雑言・等々)を燃え上がらせて、傲慢で欲深い利己的な生き方を実践すればよいのです。傲慢で欲深い利己的な生き方をする者は、自分と同じような生き方をする者ばかりの地獄に住むことができるのです。




 極楽に遊びたい者は、過去を放し、一切の執着を捨て、新たなる今を生き、他の長所・美点を褒め讃え、謙虚に感謝を深め、愛他の心で奉仕すればよいのです。また『みんなの幸せは自分の幸せ! みんなの喜びは自分の喜び!』と繰り返し繰り返し心に唱えて、自他一体の信念を形成するとよいのです。




 愛他の心で他の幸せの為に奉仕し、他の幸せを自分の幸せとして喜べる者は、他のすべてから自分の生き方と同じようにしてもらって、極楽世界に住むことができるのです。