ありがとうございます 神書 2-17

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神の愛の力によって生かされているということ


 偉大なる力のよって、生かされているのです。




 謙虚で素直な本心に戻りさえすれば、その真実のすがたが明らかに見えてくるのです。




 人は自分の力で生きているのでは無く、宇宙大生命(神)の愛の力によって、一瞬一瞬新たに新たに、生かされているのです。必要なもの一切を豊かに与えられて、無限の無限の幸せ一杯に、生かされているのです。




 本心の心は勿論のこと、その表現としての魂も肉体も、一瞬一瞬新たに新たに、神さまから分け与えられているものです。




 神さまから分け与えられなければ、本心の心の自分という意識も、魂も、肉体も、一瞬たりとも存在できないのです。




 神さまの永遠不滅の生命によって、すべては生かされているのです。




 神さまの絶対の愛によって、無限の無限の幸せ一杯に守護されているのです。この厳然たる真実に気付きさえすれば、感謝一筋の大安心の境地に遊ぶことができるのです。




 自分の力で生きている等とうそぶく者は、大馬鹿者です。赤ん坊でも判ることが、大人になったら判らなくなる等、愚の骨頂です。自分の生命・自分の力・自分の努力・自分の働き・自分の物等々、微塵も存在することは無いのです。




 神さまから離れた自分等、一瞬たりとも存在することは無いのです。すべては神さまからの分かれ、神さまの現れです。すべては神さまであり、神さまのものです。




 神さまの生命が、今・此処に存在しているのを、自分〔自らなるもの(神)の分かれ〕と言うのです。だから神さまから切り離された自分というものは、本来決して存在しないのです。




 自分一人の力だけでは生きてゆけないこれども、大勢の人々の力を合わせることによって、人類は幸せに生きてゆけるのだというように、神さまの存在も働きも無視した、人間の力だけで生きてゆけるのだという考え方も、非常に傲慢な間違った考え方です。




 神さまから切り離されたら、人類の只の一人も存在できないのです。自分は勿論のこと、他のすべての人も物も、神さまから切り離されたら、一瞬たりとも存在することはできないのだということを、しっかりと肝に銘じておかなければならないのです。




 神さまの他には、頼るべき何者・何物も存在しないのだということを、正しく理解しておかなければならないのです。




 本当の自分は本心(本源・根本・大本・神より分かれた心)なのだと、しっかりとその本心の自覚を深めてゆくことが、すべてを正しく理解できるようになる為の根本です。




 神さまと神さまの働きを、本当に正しく理解できるのは、神さまの分かれである本心の心のみです。一瞬一瞬新たに、謙虚に神さまの叡智を受け直すことが、本心の自覚を深め、すべてを正しく知る叡智を輝かせることになるのです。