ありがとうございます 神書 2-15

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宇宙絶対神は、すべてのものの真実の御親


 宇宙絶対神は、すべてのものの真実の御親です。全大宇宙は、絶対神の現れです。だから全大宇宙のすべては、すべてのものにとって、真実の御親なのです。鉱物も植物も動物も、一切のものが、自らの生命を捧げて、今の自分を愛し、生かし、育て上げてくれた真実の慈母なのです。人は、宇宙絶対神の全体を把握できた時に、正しい生き方ができるのであり、部分に囚われた時には、間違った生き方に陥るのです。




 全大宇宙のすべてが、自分の真実の御親なのだと思えた時に、正しい生き方ができるのであり、この世の肉体の親だけが自分の親なのだと小さく思っているような時には、間違った生き方に陥るのです。常に宇宙の全相を把握し、宇宙全体から神さまの愛を感受できてこそ、無限の無限の幸せで一杯!の本心の自分であると言えるのです。皮相に・部分に囚われて、神さまの大きな愛を見失っていては、苦しみ(幸せの無い状態)を味わう業想念の心に陥ってしまうのです。




 本心の自分は、過去世において、無限の年月の間に、ある時は鉱物に・ある時は植物に・ある時は動物に・またある時は人間に、というのうに種々様々な立場に立って、多種多様の生まれ変わりの体験を積んで来ているのです。その間には全大宇宙のすべてと、いつの時代かに、親子関係の縁が結ばれて来ていると言えるのです。だから全大宇宙のすべてが、今の自分にとっても、真実の御親であると言えるのです。しかしこの考え方も、まだ皮相・部分に囚われた浅い考え方なのです。




 真実の親子関係は、もっともっと奥深いものです。絶対が表現となって現れる時、絶対は表現の御親です。だから表現の世界に存在する一切の自分にとっては、絶対なる神さまが真実の御親なのです。また絶対の中に本住している本心の自分にとっては、その自分を一大包容している絶対なる神さまこそが、究極の真実の御親なのです。




 全大宇宙のすべてに対して、御親の報恩感謝の心で、孝養を尽くさずにはおれないというのが、真(まこと)の孝の道なのです。それは即ち、神さまへの絶対奉仕の道です。子は親との一体感を実感してこそ、人は神さまとの一体感を実感してこそ、真実の幸せ(真(まこと)の心の安らぎ)を得ることができるのです。




 真(まこと)の孝の道とは、子が親の思わくを生かそうと、素直にハイと実践する道です。人が神さまに喜んで貰えるようにと、神さまの導きに素直にハイと従う道です。子が親に融け入って、一体化する道です。人が自分のすべてを捧げ尽くして、神さまと一体化する道です。自分のすべてを捧げ尽くして奉仕し、与え尽くす心の成り切った時に、神さまの愛の御心と波長が合って、神さまとの一体感が実感できるようになるのです。