ありがとうございます 神書 2-1       
無限の無限の喜びが無限に無限に一杯!

神書目次へ

本物と偽物


 本物と偽物、実物と模型の違いは大きいものです。実物の地球と模型としての地球儀を比較すれば一目瞭然です。幼児は玩具の自動車で遊び、大人は本物の自動車を乗り回すのです。




 人はすべてにおいて、本物を相手に生きるようにならなければ、未だ真実の生き方では無いのです。宗教信仰においても、真実の正しい信仰とは、直接に神さまを相手に生きる信仰です。神さまの模型を相手にしている信仰は、未だ幼児の信仰です。神さまの模型とは、宗教の教え・行法・神社・神棚・寺院・仏壇・神像・仏像・掛け軸・等々のことです。人工のものは、どんなに素晴らしくても、模型・偽物なのです。模型・偽物にとらわれて、本物を見失った信仰は、誤った偶像崇拝信仰に陥るものです。




 神さま(本物)を相手に生きるようになる為には、先ず自分自身が本物でなければならないのです。本物の自分とは、神我・真我・本心の自分のことです。絶対より一瞬一瞬新たに、新生してくる神我の自分を、しっかりと自覚することが大切なのです。




 宇宙絶対神はすべてを尽くして、すべての時間・すべての空間に、全徳の無限の無限の輝きなる最高表現・天照大御神と現れ続けているのです。その天照大御神の全貌・全相・全体を正しく感受してゆくことが、真実の正しい信仰・本物の信仰なのです。その為には過去のすべてを心から放し、謙虚にマイナスの極に立って、すべてを光一元に仰ぎ見て、大きく大きく受け入れてゆくということが必要なのです。今の一瞬に、天照大御神の全貌・全相・全体を感受するということは、並大抵のことでは無いというよりは、絶対に不可能なことは明々白々です。だからこそ永遠無窮に努力し続けるだけの、無限の無限の真価値が存在していると言えるのです。




 何事においても、神さまから感受したものが、自分のものとなるのです。神さまから何を感受(感謝で受ける)するかが、自己の運命を大きく左右するのです。神さまから直接受けたものだけが、返さなくて済む無償のプレゼントです。他から借りたり、他から奪ったものは、必ず利息を付けて返さなければならないのです。また大きく奪われることにもなるのです。正しい信仰のみが、天照大御神を感受してゆく本物の信仰のみが、自己の幸せを確固不動のものにしてくれるのです。




 天照大御神から直接感受する無限の無限の幸せは、他から決して奪われることの無い、また他の幸せを決して侵すことの無い真実の幸せです。自己の幸・不幸は、真実の感謝の有無によって決定されるのです。『ありがとうございます』(天照大御神 今ここに 在します! 新たなる全徳の無限の無限の輝きが一杯!)という祈り言葉を駆使して、感謝一筋に生きることが、神さまを相手に生きる本物の信仰であり、最高の幸せを体得する為の唯一無二の易行道です。