ありがとうございます 神書 1-53

神書目次へ


愛の心・感謝の心・一体感の心


 本心の心は、愛の心・感謝の心・一体感の心です。本心の心は常に、本源(神)から新生してくる心です。だから『すべては神さま』『すべては神さまの現れ』『すべては神さまと一体』ということをよく知っているのです。本心の心の立場に立てば、『みんな天照大御神!みんな新たなる全徳の無限の無限の輝きで一杯!』と拝めるのです。




 神さまを一本の大樹に例えると、このことが良く判るのです。根幹から全体を眺めると、すべては一つに繋がっていると見えるのです。末端の枝葉だけを眺めると、すべてはバラバラに離れているように見えるのです。表面の姿だけを眺めていては、すべてが繋がりの無い別個のものに見えるのは当然です。この世は表面の枝葉に相当する世界です。この世だけを見ていると、誰でも間違った一面観に陥るものです。




 本心の心は、全体を達観する心です。全体を知る心は、全体と一体の心です。本心の心は、全体の心です。本心の心は、『すべては自分』『自分はすべて』と無理なく自然に思えるのです。表面の小さな部分だけを掴んでいるから、小さな自分になるのです。大きく全体を掴めば、大きな自分になるのです。




 本当の自分は、神さまです。本当の自分は、宇宙全体です。本当の自分は、すべてのすべてです。みんな自分なのです。




 本心の心は、祈り心です。本心の心は、常に常に祈っているのです。本心の心は、新たに新たに、祈り続けているのです。本心の心は、祈ることによって、神さまの全徳の無限の無限の輝きを表現してゆくのです。祈りによって、神さまの御心を顕現するのです。




 祈りこそが、神さまの御心をこの世へ現す、絶大なる力なのです。本心の自分は、祈りに始まって祈りに終わるのです。祈り一筋に生きるのみです。祈るだけです。ただただ祈るだけなのです。祈りによって心を調律し、その心を投影して、現実世界に神さまの御心を現すのです。現実世界は、心の通りに・運命のままに、自然に移り変わるのみです。




 祈りを忘れ、心の調律を怠っていては、現実世界を改善することはできないのです。過去を掴み、現実に執着する業想念の心では、どのような生き方をしても、現実を善くすることはできないのです。逆に心にマイナスを取り込んだ分だけ、現実を悪くしてゆくのです。




 現実のマイナスを掴めば、マイナスを繰り返すだけでは無く、マイナスを増幅してゆくことになるのです。現実を善くしてゆく為には、先ず心をプラスに変えてゆかなければならないのです。心をプラスに変える為には、現実世界のプラスだけを数え上げる楽天的な生き方がもっと必要です。




 更にもっともっと必要なのは、祈りによって、神さまの全徳の無限の無限の輝きを、しっかりと心に受け入れてゆく生き方です。