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               第一章 無限の無限の幸せが一杯!

      

「求める心」は業想念の心

 「求める心」は業想念の心です。あれが欲しい、これが欲しい、ああして欲しい、こうして欲しい、と願う心は不平・不満・不足の心です。求める心になると、神さまの御心に波長が合わなくなるのです。だから神さまの助けを受け損なって、いつも苦しみが付きまとうのです。仮にその願いが叶えられても、神さまからの無償の助けではないので、後で利息を付けてその代償を支払わなければならないのです。求める心は幸せな心ではないのです。求める心は大満足の心ではないのです。求める心になっては、決して真実の幸せを掴むことはできないのです。

 宇宙絶対神の愛の護りは完璧です。神さまは求めるに先立って、必要なものを先に与えて下さっているのです。必要なものの一切は、既に与えられているのです。無限の無限の幸せは、既に与えられているのです。その中から各自は、自分に必要なだけを自由に受け取って、それを自己の運命として享受しているのです。感謝の心で受けただけが、自分のものになるのです。どんな幸せでも、どんな必要なものでも、感謝を深めてゆけば、すべて受けられるのです。

 神さまは既に無限の最高の幸せを与えて下さっているのです。それを信ずる信の心さえあれば、後はただ感謝の心を深めて受けるだけなのです。だから求める心は不必要なのです。本当に必要なのは、神さまの絶対の愛を信じ切ることです。神さまが既に与えて下さっている無限の無限の幸せを、受けようとすることです。感謝の心を深めて、無限の最高の幸せを神さまから受けることだけです。そうすればお蔭(この世の御利益)は、自然と付いて廻るものなのです。

 宇宙のすべてのすべては、神さまの御心のままに移り変わっているのです。宇宙というのは、この世の宇宙だけではないのです。心の波長の異なる宇宙が、無限に無限に存在しているのです。各自がそれぞれに感じ取っている世界というのは、各自の心境に波長の合った無限の無限の中の一つの世界なのです。心の明るい人にとっては、明るい世界が感じられ、心の暗い人にとっては、暗い世界が感じられるのです。自分自身の心境の変化に応じて、その心境にぴったりの世界が感じられるのです。自分と異なる心の波長の人は、別の異なった世界を感じているのです。

 求める心・不足の心・業想念の心を生きていては、幸せの少ない世界に波長が合って、幸せはどんどん小さく・少なくなってゆくものです。反対に感謝の心・満足の心・本心の心を生きれば、幸せの多い世界に波長が合って、幸せはどんどん大きく・多くなってゆくものです。求める心と感謝の心のどちらを生きるかによって、未来の運命に雲泥の差が生じるのです。