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               第一章 無限の無限の幸せが一杯!

肉体や想念感情と、本当の自分

 肉体や想念感情を、本当の自分であるかのように思い違えていると、どうしても小さな生き方になってしまうのです。それは太陽としての自分を忘れ、黒雲を掴んで、それを自分のように錯覚しているのと同じです。本当の自分とは、太陽のように明るく爽やかな心です。幸せ一杯の感謝一筋の心です。永遠不滅の完全な存在です。
 その本当の自分をしっかり生きるのを忘れていると、いつの間にか想念感情に囚われた状態に陥るのです。そして想念感情を自分の心として生きるようになると、どんどん想念感情を蓄積してしまうのです。そうなると本心の心は覆い隠され、四苦八苦の心・地獄の状態に陥ってしまうのです。この地獄の状態から、悟りの心に戻る過程を、次に列挙してみましょう。

 ①業想念の厚い黒雲の壁を破って、真実の自己より一筋の光が射し込んでくると、地獄の苦しみを味わいながらも、真実の自己(神・仏)に向かって、真実の救われ(悟り)を求めて絶叫するようになる。
 ②真実の自己(神・仏・真理)とは何か?あらゆる情報をかき集めては、餓え乾くように真理の勉強をして、心に真理を集大成してゆく。
 ③真実の自己を心の中に具体的な映像(イメージ)として描き出す為に、学び取った真理を材料にして組み立てて、心にハッキリと描く訓練をする。
 ④心を静めて、心の奥底をジィーと観想して、真実の自己の映像(イメージ)をより正確に、より完全に仕上げてゆく。
 ⑤真実の自己の“映像”と一つにつないで、「ありがとうございます」という祈り言葉を、真心を込めて真剣に唱える。
 ⑥常に全力を出し尽くす訓練によって、真実の自己を引き出し、輝かせてゆく。
 ⑦真実の自己を包み隠さず一切の虚飾・想念感情を捨て切って、生かされるまま!与えられるまま!すべてを神さまの御心のままに!と感謝一筋になる。
 ⑧頭だけで祈るのではなく、“嬉しい・楽しい・有り難い”と全心身で祈る。全身の細胞の全てを動員し、心の全てを動員して祈る。
 ⑨自分一人で祈るのでは無く、無限の無限の大光明を放射して、祈り続けてくれている宇宙全体と一つに融け合って祈る。神さまと共に祈る。
 ⑩宇宙のすべては天照大御神(全徳の無限の無限の輝き)!と感謝三昧(感謝の極致)に入る。
 ⑪ア(天照大御神・真実の自己)は永遠に、ハ(いのちの花を咲かせ続ける)であると無限の無限の笑い(アハハハハハ…)の中に真実の自己を実感する。