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               第一章 無限の無限の幸せが一杯!

中心とは、天之御中主神の御心のこと

 中心に立て!中心に立てば、万事如意自在となるのです。中心とは、宇宙絶対神の奥の奥の働きの姿、天之御中主神の御心のことです。天之御中主神は、常に再奥に沈潛していて、決して自己の正体を表面に現すことは無いのです。しかし天之御中主神の御心は、万神万生万有を通じて、完璧に表現されるのです。何故なら天之御中主神は、万神万生万有を真実に愛し続けているからです。天之御中主神の聖愛は、一つ『思いやりの心』、二つ『寛容の心』、三つ『赦しの心』となって、すべてのすべてを愛し、すべてのすべてと一体になっているのです。
 『思いやりの心』とは、相手が真実に求めているものを、必要な相応しいものだけを、報いを求めず与え尽くす心です。天之御中主神の全徳は、無限の無限の大光明となって、相手に応じて、それぞれに相応しい光を的確に与えて下さるのです。それが無限に小さい光でも、無限に大きい光でも、自由自在に投げかけ、与えて下さるのです。天之御中主神は、すべてのすべてと一体になっているので、相手の真実の願いが何であるかを、的確に判断できるのです。そして相手の真実の願いを叶える為に必用なものを、一切の報いを求めないで、与え尽くして下さるのです。だから与えられた側も、報恩感謝の心で、天之御中主神の御心のままに、自然に絶対奉仕したくなるのです。喜んで絶対奉仕せずにはおれなくなるのです。
 『寛容の心』とは、相手に無限の絶対価値を見出し、その素晴らしさを褒め讃え、感謝し、心の底から喜び、相手のすべてを最高に生かそうとする心です。天之御中主神は、全大宇宙のすべてのすべてに、どんな小さなものにも、真実の無限の価値を見出して、宇宙絶対神の御心を顕現する為には、絶対に必要な貴重な存在であると認めて下さるのです。誰でも自分の価値を認められたら、その期待に応えようとするのです。
 『赦しの心』とは、相手を最後まで信頼し続ける心です。相手に無限の絶対価値を見出し、相手に全幅の信頼を置いて、自己の全権を委任する限りは、すべて相手の自由に任せるのは当然のことです。途中の経過がどのような結果になろうとも、相手を最後の最後まで信頼し続けて、相手の好きなように、したいようにさせるのは至極当然のことです。誰でも自由を保証された時は、全力を尽くして、その責任を果たそうとするのです。
 中心に立つとは、宇宙絶対神の愛をしっかりと生きることです。我の心で、人々の上に立って、自分の思い通りにしようとしても、誰一人として協力してくれるものは出てこないのです。我の心を殺し、宇宙絶対神の御心を顕現する為に奉仕するという、滅私奉公の生き方を徹底的に実行する時に、如意自在の自分を見出すことができるのです。