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     祈れる自分になるために

 どんな行もわき目も振らずに一心に取り組んでこそ遂行できるのです。祈りの行、感謝行も他人のことが気になるようではなかなか実行できるものではないのです。他人のことは気にかけず、ただひたすらに自分が実践してゆくことが大切です。他人が祈っているように見えても見えなくとも、そんなことは一切おかまいなく自分がただひたすらに祈ればよいのです。それが一緒に祈りの行を励んでいる仲間達の行を助ける一番の力になるのです。
 祈りを深める秘訣は、他人のことは一切気にかけないで、ただひたすらに自分が祈りに祈ることです。そしてその祈っている自分をも忘れて祈りに祈って祈りそのものに成り切ることです。

 真実の祈りを祈れる自分になる為には、真剣な・命懸けの『祈りの練習』が必要です。業想念の惰性に流され、運命の奴隷状態を甘受しているようでは、永遠に本心の自分には戻れないのです。常に自分の自由意思を、ハッキリとさせることが必要です。祈れる自分・祈る自分に成るのだという、真の目的をハッキリさせれば、後は自分のすべてを、それに集中するだけです。分散している力を、一点(一つの目的)に集中すれば、大きな成果が直ぐに得られるのです。一番大事な・必要なことに、自分のすべてを絞り込んでゆけば、切願は必ず成就するのです。本心の自分を輝かせるのだという、切願を起こし・保持し続ければ、救済の神々の大きな助けを受けて、不可能も可能に成るのです。すべては自分の自由意思によって、決定されます。自分が運命を支配しなければ、誰でも運命の奴隷に陥るのです。