ありがとうございます 神書

神書目次へ

新書番外編目次へ


    本物を受け入れるために必要なのは

 本物の時代というのは、神さまの御心、最高のものが降りてくる時代ということね。これから本物の時代に入って、何が必要かというと、本物の神さまがみんなの中に、一人一人の中に入ってこないといけないですね。
 本当の神さまの助けは、棚から牡丹餅が落ちるような、外から与えてもらう助けじゃないですね、中から湧き上がってくる力よね。その力がみんなの中から湧き上がってくるようになる為には、先ず「ありがとうございます」と神さまを呼ばないといけないよね。「ありがとうございます」と唱えたら、本物の神さまがスッと助けに入ってくるの。逆に言うと、助けに入ってもらった結果が「ありがとうございます」というふうに出てくるのね。

 自分に与えられた問題は、自分の能力を、力を引き出すための課題だから、それに一生懸命取り組んで、どんな問題でも自分の問題として解決していくのがいいですね。そうすると、中から本物の力「神さまの力」が湧き出てきます。人の問題でも、「自分の問題」として取り組むぐらいがいいですね。
 自分にとって、全てが自分に与えられた勉強というふうに受けるのがいいよね。そして、どんな問題でも即座に解決できるぐらいの力を中からもらわないとね。自分の中に本当の神さまがいるから、その神さまを引っ張り出すんですね。それは、もう「ありがとうございます」と心に唱え続けながら、「与えて与えて与え尽す」というように、自分の力を出し尽くさないといけない。その時、中から湧きあがるように出てくるの。丁度、井戸と同じね、井戸の水は外へ出せば出すほど、中から新しいきれいな水が湧きあがってくるでしょう。井戸の中へ、外の水を放り込んだら濁ってしまうわね。自分の中のものをぜんぶ、どんな力でも、能力でも、何でも「全てを与えて与えて与え尽くして」早く循環させると本物の神さまの力がいくらでも湧きあがってくるの。
 「ありがとうございます」と唱えながら全力を尽くして、お返しを求めずに与えないとね。逆にお返しは、拒絶するぐらいがいいのね。それでも受ける必要のある時は、受けてあげるのも大事なんですけど。ただ「外から受けた分は損する」のを、覚悟しとかないとね。「自分の中から与えたものだけが、本当の神さまの力を引っ張り出す」これからは、そういう時代になってきているのね。神さまが中から湧き出て、輝き出て、本当の自分に変えてくれる時代なんです。本当の最高表現の極楽世界というのが、そういう与え尽くし合いの世界なのね。

 みんなへの奉仕は、その神さまの現れへのご奉仕ですね。神さまを無視すると、神さまとの交流が起こらないから、現実を見ても、神さまの現れとは見えないのね。「マイナスの多い人」と見えてしまう。その姿で交流したら、相手のマイナスを貰うばかりで、また、自分のマイナスも相手にかぶせるだけで終わってしまうから、先ず、神さまと交流するのが大事ですね。そういう意味で、神さまへの奉仕ね。感謝しながらみんなに尽くしていくのがいいよね。
 求める心の一切ない世界が、神さまの最高表現の世界です。それが本当の理想の世界やね。
 積極的に「与える心」で生きると求める心が消えてしまう。求める心を消したら、与える心が生きるじゃない。前向きに与えることだけを心がけると、求める心なんか相手にしなくって済むのです。そして、どんどんどんどん神さまの助けを受けて与えるほど、喜びが、幸せが湧き出てくるようになる。それがこれからの生き方です。