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 神さまの願いを生きようとしてこそ、本心の自分が輝き出て来るのです。自我の自分の願いを生きようとしているのは、業想念の心の奴隷に陥っているのです。本当の自分を忘れて、偽の自分を掴んでいては、無限の無限の幸せで一杯!に成れる道理は無いのです。太陽のように輝いている、本心の心の自分が、本当の自分なのです。空に浮がぶ雲のような、業想念の心の自分は、偽の自分なのです。

 業想念の心の自分の信仰は、御利益信仰なのです。本心の心の自分の信仰は、本心開発(悟り)の為の信仰です。業想念の心が厚く積み重なると、黒雲のような状態になって、七難八苦で一杯になるのです。それで自我の心の自分は、その苦しみから逃れる為に、神さまの光を受けて、黒雲を白雲に変えようとするのです。白雲のような状態になると、自我の自分の願いが叶えられて、満足するのです。黒雲になったり、白雲になったり、その繰り返しだけで、本当の心の安らぎは、永遠に得られないのです。

 本心開発の信仰は、先ず業想念の心(自我の心)を、すべて消し去ろうとするのです。自我の心を消し去れば、偽の自分が消え去って、本当の自分が出て来るのです。自我の心である、喜怒哀楽の心・あれこれと思考する心・善悪を分別する心等が、消え去れば、本当の自分の心である、知恵・愛・感謝の心・感動の心・直感力・光一元に見る心等が、自然に湧き上がって来るのです。

 ところが業想念の心の自分では、業想念の心を消し去ろうとも思わないし、また消し去ることもできないのです。業想念と本心の区別のできる、本心の心の自分が出て来なければ、本心開発の信仰には進めないのです。守護の神霊の加護を信じて、七難八苦の嵐を耐え続けた後には、必ず本心の自分がチラッと顔を出すのです。その時に本心の自分をしっかりと生きようとすれば、本心開発の信仰に進めるのです。

 もっと楽な易しい方法は、神さまへの奉仕を通して、自分の持っている業想念を、神さまに引き取ってもらうことです。神さまの為にと捧げたものに、自分の業想念も付いて行って、消し去ってもらえるのです。謙虚な心で・真心込めて・喜んで・報い求めず奉仕すれば、多くの業想念を消し去ってもらえるだけでは無く、無限の光のプレゼントも降り注ぐのです。

 業想念の心を消し去る為の一番の方法は、自分のすべてを、神さまに捧げ尽くして、奉仕することなのです。神さまに捧げた分は、確実に消し去ってもらえるのです。神さまに捧げ尽くして、神さまに受け取ってもらえた分だけが、真実に業想念が消え去るのです。神さまへの絶対奉仕が、神さまの願いを生きることが、本心開発の信仰なのです。