ありがとうございます 神書

神書目次へ


 人は誰でも、自分の住みたい世界に、自分の心の波長を合わせて、自由に住むことができるのです。自分の住んでいる世界は、自分の心に波長の合った世界なのです。地獄に住むのも、極楽に住むのも、自分の心次第なのです。自分の心を、業想念・五欲・煩悩・七難八苦で一杯にすれば、必ず地獄に住むことができるのです。自分の心を、本心・神さまの御心で一杯にすれば、必ず極楽に住むことができるのです。

 人の心の状態には、マイナス無限大(業想念で一杯の状態)から、プラス無限大(本心の最高に輝いた状態)まで、無限の無限の段階が有るのです。人の住む世界も、マイナスの極の世界(地獄のどん底)から、プラスの極の世界(最高の極楽)まで、無限の無限の階層の世界が在るのです。

 この世(肉体界)は、自分の心を調律することによって、自分の住む世界(運命)を、自由に変えることができる、ということを学習する為の学校なのです。その為にスローモーションのように、変化を緩やかにしてある世界なのです。環境の影響を受けて、自分の心が変化するようでは、環境の奴隷です。それでは一度地獄に落ちたら、地獄から抜け出すことは、永遠に不可能なのです。だから環境の奴隷では、落第なのです。環境は地獄でも、心を極楽に保持できるようになったら、及第です。

 善い環境に置かれて、善い心に成れても、未だ本物とは言えないのです。どんな悪い環境に置かれても、善い心を保持できた時に、本物と言えるのです。環境の影響を受ける心は、業想念の心です。業想念の心では、現実のマイナスに引っ掛かって、必ず心はマイナスに陥るのです。本物・本心の心は、常に神さまだけを相手にするのです。だからすべてをプラスにプラスに受けてゆけるのです。

 神さまへの感謝と報恩に生きる心は、本心の心です。本心の心の自分は、感謝(すべてを神さまから受ける)と報恩(すべてを神さまに捧げる)の行によって、神さまと密接に交流し、神さまと一体化し、その輝きを増してゆくのです。本心の心をしっかりと生きることによって、自分の心の波長をプラス無限大にまで、高め上げることができるのです。自我・五欲の心を生きていては、業想念の心の奴隷です。益々業想念を積み重ねて、マイナスヘマイナスヘと、落ちてゆくことになるのです。

 神さまの御心の中から出発する者は、本心の心を生きているのです。現実から出発する者は、業想念の心を生きているのです。本心の心を生きることによってのみ、マイナスをプラスに変えてゆけるのです。何が何でも徹底的に、本心の心を生きようとしなければ、七難八苦の大きなマイナスをプラスに変えることは、永遠に不可能なのです。