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 『自分とは何か?』『人間とは何か?』『人生の目的とは何か?』これらの根本命題に対して、明確な答えを出せる人が、人生における真の勝利者となるのです。本来『自分』というのは、自ずから存在する者(絶対神)の分かれ(分身)なのです。だから『自分』には、無限に小さな自分から無限に大きな自分、無限に低い自分から無限に高い自分、無限に古い自分から無限に新しい自分、無限に単純な自分から無限に複雑な自分、等々の種々様々の・有りと有らゆる・無限の無限の自分が、存在しているのです。どの自分を自分自身として掴むかによって、どのような自分にでも成れるのです。しっかりと掴んだものが、自分自身と成るのです。宇宙を自分として大きく掴むことも、原子を自分として小さく掴むことも、自由自在なのです。人間を自分として掴むことも、動物や植物を自分として掴むことも、自由自在なのです。霊(神・いのち)を自分として掴むことも、魂(心)を自分として掴むことも、魄(肉体)を自分として掴むことも、自由自在なのです。過去の姿を自分として掴むことも、未来の姿を自分として掴むことも、自由自在なのです。どのような自分を掴んでも、どのような自分を生きても、各自の自由自在なのです。

 言葉(祈り)によって、自分を掴み、自分を定め、自分を生きているのです。自分の駆使する言葉(祈り)によって、自分の運命を定めているのです。今の自分を生きたいのであれば、今の自分を肯定し続ければ良いのです。今の運命で満足ならば、今の運命を言葉で確認すれば良いのです。もし今の自分から別の自分に変化させたいのであれば、今の自分を別の自分に捧げ尽くしてゆけば良いのです。今の自分のすべてを、与え尽くし・捧げ尽くし・渡してしまえば、別の自分に移ることができるのです。今の運命を別の運命に変えたいのであれば、今の運命のことは一切語らず(言葉にしないで)、別の運命のことのみを語れば(言葉にすれば)良いのです。

 すべては自分の言葉通りに・思い通りに・願い通りに成るのです。自分の真実の言葉・自分の真実の思い・自分の真実の願いを、祈り言葉(祈り)にまで昇華させれば、すべての願いは成就するのです。先ずは業想念の心の自分から、本心の心の自分に戻れば、これらのことは良く理解できるのです。もし業想念の心(五欲・煩悩・自我)の自分から、本心の心(神)の自分に戻りたいのであれば、神さまへの絶対奉仕に生きるのが、最善・最良・最速です。何故なら神さまに対して、自分のすべてを捧げ尽くせば、業想念の心の自分を完璧に消し去って下さるのです。そしてその後には必ず、本心の心の自分が輝き出て来るからです。本心の心の自分に戻りさえすれば、神さまへの絶対奉仕に生きることが、一番の幸せであると、自然に思えるのです。