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 人は 神さまの愛を発見したときに、幸せを感じ、感謝の心が自然に湧き出てくるのである。人生の真実の目的とは 神の愛を発見してゆくことである。人は 宇宙絶対統一神(天照大御神)の無限に広く、無限に深い、絶対の愛を探し求めているのである。否 探し求めているというよりは、絶対の愛の実態をより深く、より詳しく、理解し、把握しようとしているのである。例えれば絶対の愛を純白の光とすると、純白の光が七色の光に分かれるように、絶対の愛も種々様々な愛に分かれて現れてくる。絶対の愛を純白としてのみ理解するよりは、七色の光を内に持っている純白であると理解するほうが、より深く理解したことになるはずである。だからこそ 絶対の世界に居る本心の自分が、神さまの絶対の愛をより深く、より詳しく、理解し、把握するために、現象界(表現の世界)の種々様々な場に移り住んで、絶対の愛の実態を学び取ろうとしているのである。

 “宇宙のすべては 神さまの愛の現れである”と思い返して眺めて見ると、それらの一つ一つが 神の愛の光で輝いた素晴らしいものに感じられてくる。太陽は 私達に 明るさ・朗らかさ・暖かさ・優しさ・情熱・勇気等々を与えようとしている。青空は 寛容・清浄等々を、大地は 忍耐・謙虚・慈愛等々を、海は 清濁合わせ呑むおおらかさ・底知れない無限力等々を、水は 自由自在・謙虚・生かす力等々を、草花は 美しさ・生命力等々を、小鳥は 陽気・楽しさ等々を、というように 宇宙のすべての存在がそれぞれに私達に何かを与えようとしてくれている。

 太陽が私達に明るさを与えてくれるとき、その明るさは私達の内奥の本心の明るさを引き出してくれる。そして その引き出された本心の明るさは、太陽から更に大きな明るさを受け止めることができる。その受け止められた明るさは本心から更に大きな明るさを引き出してくれるのである。このようにして太陽の明るさと本心の明るさとが交流されて、一体化したときに、神さまの愛を明るさという一つの性質を通じて強く感じ取ることができるのである。神さまの所有する無限の中の一つ(例えば 美しさ)が、それに相応する本心の所有する無限の中の一つ(美しさ)と相交流し、相融合して、一体化するときに、その一つ(美しさ)を通じて神さまの愛を強く感じ取ることになるのである。無限の中のどの属性を通じるにせよ、神さまと本心の自分が交流し、融合し、一体化するならば、そこに神さまの愛を強く感じ取ることができるのである。果たして 神さまの絶対の愛を 私達はどの程度感じ取っているだろうか?