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     環境は心の鏡

 神はすべてのすべてであり、神の外に何者も存在しない。これは絶対の真理です。本心(真実の心)で神さまに相対するとき、宇宙のすべては神さまと神さまの現れであることが実感されるのです。ところが人には自由意志が与えられていて、自分の思い通りに・願い通りに生きたいという時には、必ず人の自由意志を尊重して、その生き方を最優先してくださるのです。神さまが奥に引っ込めば、光明が消えて、闇となるのです。明るい方から暗い方へ向く時、神さまは鏡(《かみ+が》即ち《かがみ》)となって現れてくるのです。

 立ち向かう人の姿は鏡なり 己が心を写してや見ん
 立ち向かう人の心は鏡なり 己が姿を写してや見ん
 三界(業因縁の存在する世界)は 唯心所現の世界なり。

 これらの真理はいずれも、もしこの宇宙の中に、一つでも神さまと神さまの現れ(真・善・美)で無いものを感じたとしたら、それは自分の業因縁の心が鏡に写っているのであり、業因縁の心の色眼鏡を通して見ていることを示しているのです。

 自分の世界、自分の見ている世界は、自分の心の状態を鏡に写し出している世界です。自分の見ている世界全体が、自分の心の状態を反映しているのです。自分の心の状態が変化すれば、自分の見ている世界も変化します。環境は心の鏡なのです。