ありがとうございます 神書

神書目次へ

新書番外編目次へ

ありがとうございます護摩

 「ありがとうございます」護摩にも種々相があるのです。大別すれば、次の三つに分かれるのです。

 (1)人の主催する護摩です。
 思いや願いを叶える為に、「ありがとうございます」の祈り言葉を借用し、神さまの光を受けて、黒雲を白雲に変えるように、マイナスをプラスに変えようとするものです。真剣さに比例してその効果があるのです。

 (2)救済の神さまの主催する護摩です。
 すべての思いや願いを消し去ってもらう為のものです。過去世からの無限の思いを護摩木に托して、「ありがとうございます」と感謝の誠を捧げて、救済の神さまに委ねることによって、思いを大きく消し去ってもらえるのです。

 (3)宇宙の大神さまの主催する護摩です。
 すべての思いが消されて、光の自分が光源としての天照大御神と一体化する為のものです。護摩木に自己のすべてを托して、謙虚な心・素直な心・真剣な心で、神さまの御心の中へ、灼熱の炎の中へ飛び込むように、自分を捧げ尽くして、神さまと一体化するのです。

 この世へ天照大御神を呼び出す天の岩戸開きは、序の口です。入れ子構造の天照大御神さまの中へ飛び込んで、無限の無限の輝きが一杯!という天照大御神と一体化するのが本当の本物の天の岩戸開きです。その為には、自我の心を微塵も出さない無限の謙虚さが必要です。神さまに無条件でハイと従える無限の素直さが必要です。自分を死に切る、自分を消し切る、無限の真剣さが必要です。

 護摩木に細字で「ありがとうございます」と沢山書くのは、一点集中して深い祈りを込める為です。
 一枚の護摩木に1000近くの「ありがとうございます」を書くことができます。また、短時間で書き上げるのも時間の一点集中の為です。