40天之御中主神の御心

 中心に立て!中心に立てば、万事如意自在となるのです。中心とは、宇宙絶対神の奥の奥の働きの姿、天之御中主神の御心のことです。天之御中主神は、常に最奥に沈潜していて、決して自己の正体を表面に表すことは無いのです。しかし、天之御中主神の御心は、万神万生万有を通じて、完璧に表現されるのです。何故なら天之御中主神は、万神万生万有を真実に愛し続けているからです。天之御中主神の聖愛は、

 一つ、『思いやりの心』

二つ、『寛容の心』

三つ、『赦しの心』

 となって、すべてのすべてを愛し、すべてのすべてと一体になっているのです。

 『思いやりの心』とは、

相手が真実に求めているものを、必要な相応しいものだけを、報いを求めず与え尽くす心です。天之御中主神の全徳は、無限の無限の大光明となって、相手に応じて、それぞれに相応しい光を的確に与えて下さるのです。それが無限に小さい光でも、無限に大きい光でも、自由自在に投げかけ、与えて下さるのです。天之御中主神は、すべてのすべてと一体になっているので、相手の真実の願いが何であるかを、的確に判断できるのです。そして相手の真実の願いを叶える為に必要なものを、一切報いを求めないで、与え尽くして下さるのです。だから与えられた側も、報恩感謝の心で、天之御中主神の御心のままに、自然に絶対奉仕したくなるのです。喜んで絶対奉仕せずにはおれなくなるのです。

 

『寛容の心』とは、相手に無限の絶対価値を見出し、その素晴しさを褒め讃え、感謝し、心の底から喜び、相手のすべてを最高に生かそうとする心です。天之御中主神は、全大宇宙のすべてのすべてに、どんな小さなものにも、真実の無限の価値を見出して、宇宙絶対神の御心を顕現する為には、絶対に貴重な存在であると認めて下さるのです。誰でも自分の真の価値を認められたら、その期待に応えようとするのです。

 

『癒しの心』とは、相手を最後まで信頼し続ける心です。相手に無限の絶対価値を見出し、相手に全幅の信頼を置いて、自己の全権を委任する限りはすべて相手の自由に任せるのは当然のことです。途中の経過がどのような結果になろうとも、相手を最後の最後まで信頼し続けて、相手の好きなようにしたいようにさせるのは至極当然のことです。誰でも自由を保障された時は、全力を尽くして、その責任を果たそうとするのです。

 

中心に立つとは、宇宙絶対神の愛をしっかりと生きることです。我の心で、人々の上に立って、自分の思い通りにしようとしても、誰一人として協力してくれるものは出てこないのです。我の心を殺し、滅私奉公の生き方を徹底的に実行する時に、如意自在の自分を見出すことができるのです。